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5月の天候

報道発表日

平成20年6月2日

概要

2008年(平成20年)5月の天候の特徴は以下のとおりです。

  • 北日本から西日本では気温の変動が大きかった
    上旬末から中旬と下旬後半に強い寒気が南下するなど、北日本から西日本では気温の変動が大きかった。
  • 東日本太平洋側・西日本で多雨
    低気圧が日本の南海上や本州南岸を進むことが多かったため、東日本太平洋側と西日本では多雨となった。
  • 沖縄・奄美では平年より大幅に遅い梅雨入りで少雨
    沖縄地方と奄美地方では梅雨入りが平年より2週間程度遅れ、沖縄・奄美では少雨となった。

本文

1 概況
 上旬末から中旬と下旬後半に強い寒気が南下するなど、北日本から西日本では気温の変動が大きかった。数日の周期で低気圧が日本付近を通過し、天気は全国的に数日の周期で変わった。低気圧が日本の南海上や本州南岸を進むことが多かったため、東日本太平洋側と西日本では多雨となった。特に関東甲信地方の月降水量は、1946年以降5月としては第3位の多い記録となった。太平洋高気圧の西への張り出しが弱く、前線が沖縄付近に持続して停滞することがなかったため、沖縄地方と奄美地方では梅雨入りが平年より2週間程度遅れ、沖縄・奄美では少雨となった。5月としては1951年以降、最多タイ記録となる4個の台風が発生した。  
2 気温、降水量、日照時間等の気候統計値
(1)平均気温
 月平均気温は、東日本と西日本では高く、北日本と沖縄・奄美では平年並だった。なお、北日本から西日本にかけては気温の変動が大きかった。  
(2)降水量
 月降水量は、東日本太平洋側でかなり多く、西日本で多かった。八丈島(東京都)、千葉では5月の月降水量の最大値を更新した。一方、沖縄・奄美では少なく、北日本と東日本日本海側では平年並だった。
(3)日照時間
 月間日照時間は、東日本から西日本にかけての日本海側で多かった。一方、北日本と東日本太平洋側では少なく、西日本太平洋側と沖縄・奄美では平年並だった。  

問い合わせ先

気象庁観測部観測課統計室
電話 03-3212-8341(内線)4154
気象庁地球環境・海洋部気候情報課
電話 03-3212-8341(内線)3154

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