エルニーニョ監視速報No.179(2007年7月)
報道発表日
平成19年8月10日概要
太平洋赤道域の大気・海洋の状況(2007年7月)と エルニーニョ/ラニーニャ現象に関する今後の見通しについて解説します。本文
- 太平洋赤道域の海面水温は、東部で顕著な負偏差だった。海洋表層(海面から深度数百mまでの領域)の水温では、中部から東部にかけて顕著な負偏差が見られた。対流活動は、インドネシア付近で活発、日付変更線付近で不活発だった。これらの状態は、ラニーニャ現象時の特徴を示している。
- エルニーニョ監視海域の海面水温は、予測期間中、基準値より低い値で推移すると予測される。ラニーニャ現象は冬まで続く可能性が高い。
問い合わせ先
地球環境・海洋部気候情報課 エルニーニョ班電話 03-3212-8341(内線)5134, 5135