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12月の天候

報道発表日

平成19年1月4日

概要

2006年(平成18年)12月の天候の特徴は以下のとおりです。

  • 全国高温
    上旬に一時冬型の気圧配置となり低温となったが、その後は暖かな日が続き、月平均気温は全国で高温となった。
  • ほぼ全国的に多雨
    日本列島の南岸を低気圧が通ることが多く、また、25日から27日にかけて、発達した低気圧の影響で太平洋側を中心に大雨となるなど、西日本日本海側をのぞき多雨となった。東京など関東地方を中心に9地点で12月の降水量の最大値を更新した。
  • ほぼ全国的に寡照
    日本列島南岸を低気圧が頻繁に通過し曇りや雨となる日が多く、西日本日本海側をのぞき日照時間が少なかった。
  • 北・東日本日本海側の少雪
    冬型の気圧配置となる日が少なく、全国的に降雪量、積雪は平年を下回り、北・東日本の日本海側では降雪量、積雪ともに少なかった。

本文

1 概況
  上旬前半には、冬型の気圧配置が続き、日本海側の地方では曇りや雨または雪の日が多く、気温も平年を下回った。その後は時折冬型の気圧配置となったものの長続きせず、全国的に気温の高い日が多かった。日本海側の月降雪量は平年を下回り、北・東日本日本海側で少なかった。また、日本列島の南岸を低気圧が頻繁に通過したため、南西諸島や西・東日本太平洋側を中心に曇りや雨の日が多く、ほぼ全国的に日照時間が少なくなった。25日から27日にかけ、低気圧が発達しながら日本列島の南岸を通過、全国的に大雨となったほか、低気圧に近かった東日本太平洋側から北日本では暴風となった。
 
2 気温、降水量、日照時間等の気候統計値
(1)平均気温
 月平均気温は、全国的に高かった。東北地方南部から南西諸島にかけての所々で、平年を1℃以上上回った。父島(東京都)では12月の月平均気温の最高値を更新した。
(2)降水量
 月降水量は、西日本の日本海側では平年並だったが、そのほかの地域では多かった。特に、北日本から西日本にかけての太平洋側ではかなり多く、平年の300%以上となったところがあった。八戸(青森県)、前橋(群馬県)、東京、奈良など9地点で12月の月降水量の最大値を更新した。
(3)日照時間
 月間日照時間は、西日本の日本海側では平年並だったが、そのほかの地域では少なく、東日本の太平洋側ではかなり少なかった。大船渡(岩手県)、新庄(山形県)では12月の月間日照時間の最小値を更新した。
(4)降雪・積雪
 降雪の深さ月合計は、北日本ではかなり少なく東日本では少なかった。西日本では平年並だった。一方、月最深積雪は、北日本と東日本の多くの地点で少なく、西日本では平年並のところが多かった。


問い合わせ先

気象庁観測部観測課統計室
電話 03-3212-8341(内線)4154
気象庁地球環境・海洋部気候情報課
電話 03-3212-8341(内線)3154

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