火山観測情報第197号

平成12年8月29日7時35分
三宅島測候所発表

火山名 三宅島



 本日(29日)04時35分頃の噴火のその後の状況は以下の通りです。

 大島測候所からの観測によると、噴煙の高さは火口上8000m上がりました。三宅島測候所では2~3cmの降灰を観測したほか、弱い鳴動やにおいを観測しました。07時15分現在噴煙の高さは火口上5000mとなり、北~北東に流れています。

 微動振幅は噴火頃大きな状態が続いていましたが、現在は小さくなっています。空振は4時30分頃から5時30分頃まで大きな状態が続いていましたが、現在は小さくなっています。地殻変動観測では、特段の変化はありませんでした。

 引き続き火山活動に注意してください。
 また、噴火で火山灰が堆積していますので、雨が降った場合には泥流にも注意が必要です。

 火山活動に異常な変化があった場合は、火山情報で随時お知らせします。