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長官記者会見要旨(平成20年10月16日)

会見日時等

平成20年10月16日(木) 14時00分~14時20分
於:気象庁会見室

発言要旨

 8月下旬から10月上旬にかけまして、次世代台風予報技術の開発に向けて、国際的な台風特別観測実験T-PARCに米国などとともに参加いたしました。気象庁は、台風12号、13号、15号につきまして、気象台における観測・気象観測船による観測・気象衛星による観測・航空機による観測などを組み合わせまして、この観測データを用いた研究をすすめているところでございます。一部予備的な結果が出ておりますので今回、観測の概要と合わせてこの後で報告いたします。この研究は、観測データを機動的に加えることによって台風の予測精度を上げることを目標に進めているものでして、良い結果が出ることを期待しております。
 気象庁は災害発生時あるいは注意を要するような顕著な現象が報告されたような場合に、今までも地震火山や突風などにつきまして、現地で調査を行ってきました。今後、これらの派遣要員につきましては「気象庁 機動調査班」という名称、横文字では「JMA-MOT」と称すことにしておりますが、統一的に呼称することとし、できる限り速やかに調査結果を発表したいと思います。


 

主な質疑応答

Q.機動調査班という名称統一のきっかけは?
A.今年から国土交通省がTEC-FORCEという組織を結成し、気象庁もその一員として岩手・宮城内陸地震の調査に地震機動観測班を派遣するなどを行っております。気象庁としては、こうした活動を今後も積極的に行っていくという決意をあらわすために派遣の名称を統一しました。

Q.昨日、新潟で竜巻が発生したが「気象庁 機動調査班」が行ったのか?
A.現地調査には行っていますが、「気象庁 機動調査班」の名称を使用するのは明日からですので、まだその名称は使用していません。

Q.本庁から派遣したのか?
A.新潟地方気象台からです。

Q.機動調査班は常設か?
A.事前に研修をした要員を登録して、その中から業務に支障がないように派遣します。

Q.人数は災害によって変わるのか?
A.変わります。災害の規模に応じて、十分な活動ができるように配備したいと思います。

Q.T-PARCに関して、気象庁は今後も航空機による観測を行うのか?
A.将来的に一つの選択肢としては考えられますが、まだ研究段階で、今後の計画等はありません。

Q.補正予算で要求中のドップラーレーダーは局所的な集中豪雨の予測などにも役に立つか?
A.上空の雨と風を捉えるドップラーレーダー観測網の強化により、集中豪雨をもたらす積乱雲の監視機能を高めるとともに、中長期的に数値予報にそのデータを取り入れる予定であり、リードタイムの確保という点で役に立つと思います。

Q.今後もドップラーレーダーを整備していくのか?
A.気象庁が保有するレーダーは20機ありますが、11機がすでにドップラーレーダーになっています。補正予算が成立すれば、さらに5機整備されますので、残り4箇所についても機会をとらえてドップラーレーダー化を進めていくつもりです。

Q.ひまわりの後継機について、管制を民間に任せるなどの中間報告があるがどのように考えているか?
A.まだ中間報告の段階ですので、今後も出来る限り民間の活用等を含めて検討を進めてまいります。

Q.10月1日からの測候所の閉鎖にあたり、専門家は生物季節観測の継続を望んでいるようだがどう思うか?
A.もちろん継続できた方がよいのですが、行政をいかに効率的に行うかという観点から優先順位をつけると、どうしても生物季節観測は下がってしまうという事情を御理解頂きたいと思います。

(以上)  

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