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気象審議会総合計画部会
議事録
第4回:平成11年12月2日

気象審議会総合計画部会 議事録

  1. 日時及び場所
    平成11年12月2日(木)14:00~17:15
    気象庁第一会議室
  2. 出席委員
    部 会 長:浅井
    委   員:石井、西尾、松野
    専門委員:石橋、小縣、長見、亀岡、西郷、竹下、藤吉
  3. 議 題
    1. 開会
    2. 議事
      1. 第3回総合計画部会議事録(案)
      2. 第21号答申に向けた有識者による講演
        「高度情報化社会の展望」
        日本放送協会マルチメディア局総括担当部長 小畠尚紀 氏
        慶応義塾大学理工学部教授 土居範久 氏
      3. 総合計画部会中間報告(案)について
      4. 今後の審議スケジュールについて
      5. その他
    3. 閉会
  4. 議事経過の概要

1.開会

(事務局)それでは、定刻になりましたので、始めさせていただきます。

先生方には、ご多忙の中ご出席くださいまして、ありがとうございます。

本日の審議でございますが、既にご案内のとおり、17時までの3時間を予定しております。

次に、資料の確認をさせていただきます。お手元に「議事次第」、それから本日の部会において事務局から説明予定の資料といたしまして計4-1から計4-4までございますが、計4-1「第3回気象審議会総合計画部会議事録(案)」これは1冊でとじてございます。それから計4-2「高度情報化社会の展望」、計4-3「気象審議会総合計画部会中間報告(案)について」、計4-4「今後の審議スケジュールについて(案)」。それから席上配付資料といたしまして「放送のデジタル化とBSデータ放送」これが2冊になってございます。欠けているものがございましたら、事務局の方までお知らせいただければということでございます。このうち資料4-3の「気象審議会総合計画部会中間報告(案)」につきましては、11月22日から意見公募を行ってございまして、それに先立って各先生にお送りしたものと同じでございます。

また、本部会での議事については公開することにしておりますけれども、本日お2人の先生にお願いしておりますご講演の内容につきましては、その概要を簡潔に取りまとめたものを作成して公開することとしたいと考えておりますので、ご了解お願いしたいと思います。

それでは、早速、第4回総合計画部会の審議を部会長にお願いいたします。

2.議事

  1. 第3回総合計画部会議事録(案)

    (部会長)第1番目の議題は、第3回総合計画部会議事録(案)につきまして、今後の取り扱いを含めて事務局の方からご説明願います。

    (事務局)資料は計4-1でございます。この議事録につきましては、第1回、第2回の部会の議事録と同様に、委員の先生方に事前に見ていただき、必要な修文を行ったものでございます。この部会でご承認いただければ公開したいと考えております。この席で確認すべきでしょうけれども、改めて読み直したら修正した方がよろしいという場合もあるでしょうから、修正すべき点などございましたら、前回と同様、1週間後の12月9日(木)までに事務局までご連絡いただき、修文について部会長にご一任いただいた上で公開することとしてよろしゅうございましょうか。

    (部会長)それでは、その手続をとらせていただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。--では、そういうふうにさせていただきます。

  2. 第21号答申に向けた有識者による講演

    (部会長)第2番目の議題でございますが、第21号答申審議に向けた有識者による講演ということで、講演題目は高度情報化社会の展望。前回、第3回の部会で少し申し上げましたけれども、気象事業、特に気象業務、21世紀を展望して、少なくとも初頭10年ぐらいの気象業務を考えていく上で、現在急速に進展しつつある情報通信技術、そういうものを背景とした高度情報化社会の動向について、私たちは理解しておく必要があるのではないかということで、その方面に大変造詣の深いお2人の方にご講演をお願いしましたところ、大変ご多忙中にもかかわらず、快くお引き受けいただきました。この席をかりて改めて厚くお礼申し上げたいと思います。NHKマルチメディア局小畠尚紀総括担当部長、もう1人の方は慶応大学理工学部の土居範久教授のお2人でございますが、まず最初に小畠先生の方から、最初、話題提供としまして45分ぐらいお願いして、あと残り15分ぐらいを質疑応答に当てたいというふうに思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

    《講演概要については第4回総合計画部会資料参照》

  3. 総合計画部会中間報告(案)について

    (部会長)議題の3番目、これは総合計画部会の中間報告(案)というのがまとめられておりますけれども、前回お話ししたのとは少しスケジュール等も含めまして変更されておりますので、この変更点を含めて事務局の方からご説明いただけますか。

    (事務局)それでは、ご説明します。

    資料は計4-3「気象審議会総合計画部会中間報告(案)」でございます。この報告(案)は、10月20日に第3回総合計画部会においてご審議いただきました中間報告(案)につきまして部会での議論を踏まえまして修文いたしまして、一般への公表の手続を進めておりましたところ、行革関係者との協議の過程におきましてさらに検討しなければならないという事情が生じました。

    また一方、行革推進本部の下に設置された規制改革委員会というものがございまして、そこで最近、横断的な検査・検定の見直しの一環としまして、気象測器の検定につきましても検討されております。したがって、その推移を見るという必要も生じてまいりました。

    そういうことがありまして、前回の第3回の議論では気象測器検定の部分も含まれておりましたけれども、この公表をしました中間報告(案)の中では、さらに議論を深める必要があるということから切り離して、「気象庁が行うべき気象業務」と「民間気象事業者等への規制の緩和」についてのみ中間報告(案)として公表することとしております。この間、調整がおくれまして、当初11月初めに公表するという予定を前回申し上げたと思いますが、その中間報告(案)の公表が11月22日となりました。調整が遅れたこと、これらの諸事情につきましてご連絡しなかったこと、そういうことを含めまして深くお詫び申し上げます。

    以上の結果、公表いたしましたので、当然公表に対する意見公募というのが必要で、約1カ月ぐらいはどうしても必要ということがありますので、公募期間を変更いたしまして12月17日まで意見を公募することとしております。

    したがいまして、きょうはその公募の意見の内容についてご披露することは残念ながらできませんので、次回の部会の席上、それをまた取りまとめてご審議いただきたいと考えております。

    (部会長)ただいまの事務局からのご説明につきまして、何かご質問、ご意見等がございましたらお願いいたします。よろしいでしょうか。

  4. 今後の審議スケジュールについて

    (部会長)それでは次の4番目、今後のスケジュールについてということでございますけれども、スケジュールは少し当初の予定より遅れておりますが、来年の6月に答申をまとめるというスケジュールは守りたいと思っておりますので、今後ともかなりタイトなスケジュールになるかと思いますが、審議を続けていきたいと思っております。

    そこで、これから皆さんのお手元に1枚紙をお配りいたしますが、今後の審議の進め方等について、皆さん方と1度ご相談しておいた方がいいのではないかと思いまして、一応私なりに審議のシナリオというものを1枚紙にまとめてございます。どういう事柄を、どういうスケジュールで進めていくかということについて皆さん方のご意見を伺って、それに従って進める方が大変効果的に審議が進むのではないだろうかということで、ご相談したいわけでございます。

    それで、その1枚の紙にまとめてございますけれども、これから審議すべき事柄として、大別しますと、総論的なすべての気象事業及び特に気象庁の気象業務、そういうものにかかわる総合的といいますか、各課題に共通な問題と個別の問題、大別して2つに分けられるのではないかというふうに思います。

    そこでまず、個別の方から考えていきますと、我が国の気象事業、それから気象庁の気象業務というものを考えた場合、非常に多くの課題はあるわけですけれども、「第3部 各論」というところをごらんいただければいいんですが、「気象観測・予報業務」というグループが1つ、それから「地震・火山」がもう1つ、3つ目としまして「気候・地球環境問題」という3つに大別したらどうだろうか。

    第1番目の「気象観測・予報業務」、これはこれまで気象庁としてもやってきております主要な業務内容になっているわけですが、主として天気予報と防災気象情報、そういうものが中心になります。そして、そのための基盤的な観測体制、そういうものがこの「気象観測・予報業務」というところにくくられるのではないか。

    それから「地震・火山」、これは「地震津波情報の高度化」であるとか「火山監視業務の集中強化」というような問題を1つにまとめる。

    最後に気候の問題、これは長期予報の問題も含めまして、「気候情報の高度化」、それから特に近年大きな問題になりつつある「地球環境問題への貢献」。大体こういう大きな3つに検討課題としてまとめたらどうだろうか。

    そして、その3つの課題に共通する問題がございます。日本全体、オールジャパン体制で、気象事業、気象業務というものをどういうふうに展開していくか。その中で気象庁というのはどういう役割を果たすべきであろうかという問題。それから、日本だけにとどまらないで、世界的な観点から日本というのはどういう役割を果たすべきであるかというようなこと。また、そういうことを考えていく上で、日本の現在の社会の動向、特に気象事業であるとか気象業務の大変重要な基盤になっております地球科学、それから先ほどからも話のありました情報通信の高度化、そういうものを背景といたしまして、今言ったような事業、業務というものをどういうふうに今後展開していくか。これは3つの課題に共通した問題としてある。絶えずそういう背景、あるいは基盤というものを考えながら、3つの課題を検討していったらどうだろうかということでございます。

    そして、その順序として、オーソドックスにはまず背景、それから一般論から始めて各論に入っていくというのが通常のやり方かもしれませんが、余り背景とか一般論からいきますと話が散漫になる可能性がありますので、各論から入っていって、それぞれにそれぞれの分野についての議論をする段階で、当然皆さん方、それぞれその背景、それから共通のポイント、そういうものをお考えだと思いますので、絶えず一般論と各論とをフィードバックしながら議論すればいいと思うんですが、具体的には各論を取り上げて、そこで議論を順次進めていったらどうだろうか、そういう私の考えでございます。これについて皆さん方のご意見を賜れば大変幸いでございます。いかがでしょうか。

    (専門委員)一言、賛成と言いたいです。

    (部会長)どうもありがとうございます。

    それで順序として、6月ごろに一応答申をまとめなさいということが総会から付託されておりますので、時間的なことも考えますと、これからかなり詰めて審議を進めていくとしても、3回から4回、せいぜい4回ぐらい、部会を開けるのはそれぐらいの回数ではないだろうかというふうに思っております。

    それでまず、各論を3つぐらいに大別いたしましたけれども、そのうちの「気候・地球環境問題」、いずれも大変重要な課題ではありますが、特にこの問題は近年非常に重大問題として、また非常に多方面にわたって関心が持たれる問題でもありますし、もう1つは、数年前ですか、比較的最近、気象庁の気候情報についての諮問に対して答申が出されたという経緯もありますので、それをもう1度見直してみるということも、議論を進めていく上ではやりやすいのではないかということも考えまして、次回、第5回目の会議では、まず「気候・地球環境問題」というものを中心テーマにとって、そこで審議を進めていったらどうだろうかというふうに思いまして、提案させていただいた次第でございます。いかがでしょうか。どうぞご遠慮なくご意見いただければ幸いでございます。

    (専門委員)まずそれをテーマとして先にやるというのに対しては私は賛成なんですが、1つだけ、各論で進めるときに、目的としてこういう項目があるというのと、それから主要なテーマのところで、これは私個人がちょっと思い入れがあり過ぎるのかもしれませんが、国際貢献との兼ね合いというのが、すごく私はそれはそれで1つの大きなテーマだと思っているわけですね。各論のところでの気候とか地球環境というのは日本だけで議論してもしょうがないというところが非常にあるので、国際的ないわゆる国際貢献との兼ね合いにおいてこの各論というようなものが論じられていくというふうにも理解しておいてよろしいのかどうか。つまり、そこの兼ね合いなんですけれども。

    (部会長)おっしゃる意味はよくわかりました。とりわけ国際貢献は、3番目の「気候・地球環境問題」では非常に重要な部分を占めると思いますね。しかしながら、その国際貢献というのは、気象観測、予報業務においてもやはりこれは大変重要で、特にアジア地域における日本の貢献というのは大変重要になってくると思うんですね。だから、そういうところでもやはり国際貢献の問題はある。「地震・火山」についてもやはり同様です。そういう国際貢献というような問題、それからその他もろもろの共通の問題はあると思うので、それぞれのところでそういう問題は出てきていいと思います。あと最後にどういうふうにまとめるかというときに、またもう1度ご意見いただければ幸いかと思います。

    よろしいでしょうか。--それでは、そういう順序で進めさせていただきたいと思いますが、早速、第5回目をいつやるかということを早い時点で決めておいた方が皆さん方も計画が立てやすいと思いますので、事務局の方から次回のスケジュールを。

    (事務局)それで第4回部会までは今までの話ですが、第5回部会ですが、もう12月にもなりましたので皆さん師走でお忙しいということもありまして、1月の中旬ということを予定していましたところ、浅井部会長のご都合のよい日ということろで、1月20日(木)ではいかがかと思っております。

    (部会長)いかがでしょうか。第5回は1月20日でよろしいでしょうか。

    (事務局)1月20日だけ決めていただいて恐縮ですが、資料の計4-4に書いてあります第64回総会。まだ決まっておりませんので、この総会に合わせて第6回の部会を開きたいと思っておりますので、至急調整いたしまして、委員の方々には事前にご意向をお伺いして、またお伝えするという形で事務的に進めさせていただければいかがかと思いますが、いかがでございましょうか。

    (部会長)第6回を総会と同日で開催する、そういうことですね。ただ、総会がいつであるかということがまだわからない。では、それはできるだけ早くいただいて皆さん方に伝えて、第6回まででいいでしょうか。大変お忙しい先生方なので申しわけなかったんですが、できるだけ早目に決めたいと思います。--それでは、そういうことにしたいと思います。

  5. その他

    (部会長)最後にその他というところで、事務局の方からご報告願います。

    (事務局)それでは、予定されていた時間もそろそろ過ぎようとしておりますので、簡単にご報告を2点させていただきたいと思います。

    今資料を配らせていただいておりますが、1つは今の国会に出されております今年度の第2次補正予算の件でございます。気象庁関係、今度の補正予算政府原案にはトータルで20億7,900万円ほど認められております。大きく3つございまして、1つは、これは最初の総会のときに来年度の概算要求のところでもご説明いたしましたが、集中豪雨等監視・予測業務の高度化ということで、ウインドプロファイラーと貯雨量解析システムを全国的に整備しよう。これを前倒し的にやっていこうということで16億7,000万円。ウインドプロファイラー22カ所、貯雨量解析11カ所ということで補正予算案に計上されております。

    2つ目が地震・火山対策の強化ということでございまして、先般も台湾で大地震がございましたが、この地域は非常に地震が発生しやすいく、1度地震が起こりますと沖縄の島に津波の被害が生ずるおそれが非常に大きいということで、2枚目の図をご覧いただきますと、白い四角で示してあるところに既に地震計が設置されておりますが、新たに黒丸で示してあります3カ所に地震計を設置して、津波の早期探知と早期の警報を出したいということで、これが9,700万円でございます。

    それから、活火山観測体制の強化ということで、20年おきぐらいに噴火が記録されております三宅島がそろそろ、この前噴火しましてから16年ほど経過しておりまして、活動が活発化してきているということで、この三宅島の火山の観測を強化するために9,200万円ほどの予算を計上しております。

    3つ目が、12年度の概算要求で予定しておりました啓風丸の代替建造の一部、エンジン等につきまして前倒しして今年度つくろうということで、2億1,700万円でございまして、トータル20億円ほどの予算を計上しているところでございます。

    それから2つ目は、資料はございませんけれども、既に皆様ご承知のとおり、この11月15日に打ち上げられました運輸多目的衛星がロケットの故障で失敗をいたしました。現在、NASDA、あるいは宇宙開発委員会の方で原因究明を行っているところでございますし、海洋科学技術センターの深海調査研究船が一部残骸を発見したといったようなニュースもございます。原因究明が早急になされることと思いますが、気象庁といたしましては、これが失敗いたしたために、今後は代替衛星、これにかわる衛星を早期に打ち上げたいということで、今いろいろな検討課題につきまして検討を進めているところでございます。できるたげ早く打ち上げたいと思っておりますけれども、1つは衛星をつくるのにそれなりの時間がかかりますし、また打ち上げのロケットもつくらなくてはならないというふうなこともございますので、直ちに打ち上げるということはなかなか難しゅうございますが、これをできるだけ早く打ち上げたいと思っております。

    一方で、この衛星が打ち上げられるまでの間、現在運用しております「ひまわり5号」、これをできる限り延命を図っていくということでございます。燃料の面からいきますとまだございますけれども、一応設計寿命が今年度末ということになっておりますので、それを過ぎますといつ故障が起こらないとも限らないということで非常に不安定な状況でございますので、これを何とかできるだけ延命を図っていきたい。それに代替衛星を早期に打ち上げるということで対応を図ってまいりたいと思っておりますし、現在そういうことで鋭意検討をしておるところでございます。

    (部会長)ただいまの第2次補正予算、それからMTSATのご報告、ご質問ございますでしょうか。

    (専門委員)補正予算で行われる仕事の出口として、気象業務支援センターから一般の例えばデータ利用者とか気象振興、我々マスコミに対してコードとデータで送られてくるものがありますよね。それがこの補正予算でつくられるものの結果によって変わるということは予定されていますでしょうか。

    (事務局)この観測データそのものはもちろん業務支援センターを通じて公開、提供できると思いますけれども、実際それはそれぞれのデータでございますので、これを利用するということになりますと、ちょうど計算機のシステムの更新が13年度を予定しておりますので、それから、今後の話にも関係しておりますけれども、局地的な集中豪雨などをよりきめ細かく予測するような資料というものを鋭意開発いたしまして、それを提供するということになろうかと思っております。

    (専門委員)当面すぐ、例えば我々データをもらう方が、慌てて予算を組んでおかなければいけないということはないですね。

    (事務局)今の時点ですぐにどうこうということはございません。

(3)閉 会

(部会長)それでは、他に事務局の方からございますか。

(事務局)特にございません。

(浅井部会長)これで閉会いたします。どうもありがとうございました。


[ 終 了 ]

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