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震度・マグニチュード、その他




××日の地震で○○市の震度情報が発表されないのはなぜですか?
地震情報で発表された震度は、体で感じた揺れより小さいと思いますがどうなっていますか?
地震の揺れを感じましたが、地震情報が発表されないのはなぜですか?

一般的に震度計は観測地点での揺れ(地震動)を計測していますが、地震動は地盤や地形に大きく影響されるため、同じ町、丁目内であっても場所によって震度が1階級程度異なる場合があります。基本的な地盤の状態が異なる場合(例えば固い岩盤とやわらかい沖積地)などは、地震が起きたところからの距離がほぼ同じ隣り合う市町村であっても、観測される震度に差が生じることがあります。また、地殻内のごく浅いところで地震が発生した場合、規模が小さくても人体に感じることがあります。その場合、揺れが感じられるのは狭い範囲に限られていることが多く、すぐ近くに震度計が無ければ、震度1以上(計測震度0.5以上)の揺れとして観測されないこともあり、この場合地震情報の発表はありません。

気象庁では震度1以上を観測した観測点名を「各地の震度に関する情報」で発表しますので、この情報に含まれない場所では震度1以上を観測しなかったものと思われます。なお、地震が多数発生した場合には、震度3以上の地震についてのみ「震源・震度に関する情報」及び「各地の震度に関する情報」を発表し、震度2以下の地震については、「地震情報(地震回数に関する情報)」で地震回数をまとめて発表します。

地震が発生し地震情報が発表された場合は、震源及び震度が精査され、翌日の夜に震度データベース検索に反映されますので、ご活用ください。

さらに、気象庁では、震度1に満たないような地震についても、地震計により常時監視しており、地震計で観測した小さな地震のデータについても、発生した翌日の夜に毎日の地震活動で公開していますので、小さな地震の発生状況の確認が必要な場合は、それらのデータもご活用下さい。

テレビなどで○○市震度×と発表される画面をよく視聴しますが、震度の情報はこれだけなのでしょうか?

気象庁の震度に関する情報発表について説明します。

震度3以上の地震が発生した場合、
 地震発生約1分半後に「震度速報」
 その後に「震源・震度に関する情報」と「各地の震度に関する情報」
を発表します。

「震度速報」は、震度3以上を観測した観測点を含む地域名称(全国を約190に区分したもの、新潟県上越、富山県東部等)を発表します。

「震源・震度に関する情報」は、地震の発生場所(震源)やその規模(マグニチュード)、震度3以上の地域名と市町村名を発表し、また、震度5弱以上と考えられる地域で、震度を入手していない地点がある場合は、その市町村名を発表します。

「各地の震度に関する情報」は、震度1以上を観測した地点のほか、地震の発生場所(震源)やその規模(マグニチュード)を発表します。

これは、防災対応と観測データの収集状況を考慮し、まずは、地域名、次に市町村名、最後に、各観測点での震度へと、より詳細な情報を発表する仕組みとなっています。

以上のとおり、初めのうちの情報は、地域名称、市町村名ですが、「各地の震度に関する情報」では、観測点ごとの震度があり、気象庁ホームページでもご覧になれます。

また、全国いずれかの観測点で震度5弱以上を観測した地震では、推計震度分布図を発表し、気象庁のホームページにも掲載します。

推計震度分布図とは、気象庁や地方公共団体等の震度計で観測された各地の震度データを元に1kmメッシュ毎の震度を推計したものです。

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震度とマグニチュードはどう違うのですか?

震度は、ある場所での地震による揺れの強さをあらわし、マグニチュードは地震そのものの大きさをあらわします。これは電球の明るさと周りの明るさとの関係によく似ています。電球の明るさをあらわす値がマグニチュード、電球から離れたある場所の明るさが震度に相当します。つまりマグニチュードが大きくても(電球が明るくても)震源から遠いところでは震度は小さく(暗く)なります。

マグニチュードや震度は世界共通なのですか?

マグニチュードは大まかに言うと世界共通(定義としては一つ)です。ただし、使っている地震計や地震観測網が違うために、それぞれ異なるマグニチュードの値が計算され、その結果、新聞などで見る外国の地震のマグニチュードが同じ地震なのに少し違っている場合があります。

震度は、その国の建物の壊れやすさなどにより異なり、したがって国によって異なっています。日本では、0、1、2、3、4、5弱、5強、6弱、6強、7の10階級で表し、震度計で観測します。一方、外国では主にMM震度階(モディファイド・メルカリ・スケール(改正メルカリ震度階))という12階級での表現を使っています。これは体感や被害によるものです。

日本でも以前は体感による震度観測を行い、震度7の地域については事後の現地調査で決定していました。現在は、震度計により震度を観測し、速報する体制をとっています。

MM震度階(改正メルカリ震度階)と気象庁震度階級はどのように対応するのですか?

原理的には、同じ場所で震度計による観測とMM震度階による震度が得られていれば対応づけられますが、現在では、1対1に対応づけることは難しくなっています。それは、MM震度階は主に地震による被害に基づいているのに対し気象庁震度階級は震度計によっていること、外国と日本の建築様式が異なっていること等によります。

また、日本のような人口密集地では、震度と地震動による被害はすぐに結びつけられますが、外国ではかなりの大地震でも、その場所に人が住んでいないことがあり、MM震度階のデータが得られないこともあります。

マグニチュード(M)とエネルギーの関係を教えてください。

マグニチュード(M)と地震波の形で放出されるエネルギーとの間には、標準的にはMの値が1大きくなるとエネルギーは約32倍に、Mの値が2大きくなるとエネルギーは1000倍になるという関係があります。M8の地震の1つでM7の地震約32個、M6の地震1000個分のエネルギーに相当します。

モーメントマグニチュードとは何ですか?

地震は地下の岩盤がずれて起こるものです。この岩盤のずれの規模(ずれ動いた部分の面積×ずれた量×岩石の硬さ)をもとにして計算したマグニチュードを、モーメントマグニチュード(Mw)と言います。普通のマグニチュード(M)は地震計で観測される波の振幅から計算されますが、規模の大きな地震になると岩盤のずれの規模を正確に表せません。これに対してモーメントマグニチュードは物理的な意味が明確で、大きな地震に対しても有効です。ただし、その値を求めるには高性能の地震計のデータを使った複雑な計算が必要なため、地震発生直後迅速に計算することや、規模の小さい地震で精度よく計算するのは困難です。

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兵庫県南部地震のマグニチュード(M)で、M7.3と書いてある資料と、M7.2とある資料がありますが、どちらが正しいのですか。

2003年に気象庁ではマグニチュードの改訂を行い、計算式を改良しました。

兵庫県南部地震のMは当初M7.2でしたが、この計算式に従って再計算を行い、M7.3に改訂しました。(兵庫県南部地震など、1994~2001年の間に発生した顕著な地震は先行して2001年4月に改訂し、その他は2003年9月に改訂を行っています。)

古い資料や古い資料をそのまま引用している資料には、M7.2のままのものがあると考えられます。

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震度7は、加速度で何ガルに対応するのですか?

私たちが地震による揺れ(地震動)を強く感じるか否かは、地面の揺れの波(地震波)の周期(1回の波の振動にかかる時間)と揺れの幅(振幅)の大きさによって大きく変わります。地震波は色々な周期の波を含んでいるので、一概にいくつとは言えません。震度7の下限である計測震度6.5以上となるために単一周期の波が何波か続くと仮定すれば、周期0.1秒で約2700ガル以上、周期0.5秒で約900ガル以上になります。

これまでに震度7を観測したのは、気象庁が1949年に震度7の震度階級を設定してから3回あります。1回目は現地調査で判明した「平成7年(1995年)兵庫県南部地震」です。2回目は、計測震度計で震度7を観測した「平成16年(2004年)新潟県中越地震」です。3回目は、計測震度計で震度7を観測した平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震です。
新潟県中越地震で震度7を観測した川口町川口(現:長岡市)の最大合成加速度値は1722ガル(最大加速度周期は約1秒)でした。

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震央付近では小さい震度であるにもかかわらず、震央から離れた太平洋側で大きな震度を観測する地震について教えてください。

震源が非常に深い場合、震源の真上ではほとんど揺れないのに、震源から遠くはなれた太平洋側の場所で揺れを感じることがあります。この現象は、「異常震域」という名称で知られています。原因は、地球内部の岩盤の性質の違いによるものです。

大陸プレートの地下深くまで太平洋プレートなどの海洋プレートが潜り込んで(沈み込んで)います。通常、地震波は震源から遠くになるほど減衰するものですが、この海洋プレートは地震波をあまり減衰せずに伝えやすい性質を持っています。このため、沈み込んだ海洋プレートのかなり深い場所で地震が発生すると(深発地震)、真上には地震波があまり伝わらないにもかかわらず、海洋プレートでは地震波はあまり減衰せずに伝わり太平洋側に揺れを伝えます。その結果、震源直上の地表での揺れ(震度)が小さくとも、太平洋側で震度が大きくなります。

異常震域

例えば異常震域となった地震に、平成19年7月16日の京都府沖の地震(深さ374km)があります。
京都府沖の地震については、地震調査研究推進本部地震調査委員会へ気象庁が報告した資料がホームページで公開されていますので、ご覧下さい。

地震による強い揺れはどの位長く続くのですか?

地震による強い揺れが続く時間は、その地震の断層運動(岩盤がずれる動き)が継続する時間とほぼ同じです。日本付近で発生する地震による強い揺れは、マグニチュード7クラスの地震であれば約10秒間、マグニチュード8クラスの地震であれば約1分間、マグニチュード9クラスの地震であれば約3分間継続します。例えば、「平成7年(1995年)兵庫県南部地震」では15秒程度、「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」では長く続いたところで190秒程度でした。

報道発表資料で震源の位置やマグニチュードの値などに「速報値」もしくは「暫定値」という表現が用いられていますが、この違いは何ですか?

「速報値」とは、地震情報や津波警報・注意報など地震発生直後に発表される情報に用いられる値のことです。 地震発生時には、国民の皆様に速やかに情報をお伝えする必要があるため、 「速報値」の計算には限られた地震観測点のデータを使用しています。

「暫定値」とは、「速報値」よりも数多くの地震観測点のデータを使用して計算された値のことです。 データの数が増えるため、「速報値」よりも震源の位置やマグニチュードの精度は上がりますが、 処理に時間がかかり、通常は地震が発生した日の翌日に更新されます。

ただし、規模の大きな地震が発生した場合は、地震情報などで「速報値」を発表した後、 速やかに「暫定値」の計算を行い、報道発表資料などで「暫定値」を発表することとしています。

後日、「暫定値」についてさらに精査を行い、値を最終確定します。 その結果は「気象庁地震・火山月報(カタログ編)」に収録されます。

気象庁ホームページへの地震情報の掲載が遅いと感じますが早くならないでしょうか。

地震情報は国民の生命、財産を守るための重要な防災情報として位置づけられており、地震発生後1秒でも速く防災関係機関(政府などの国の機関、一般の方へ周知するために報道機関)に伝達しています。

これらの機関への情報伝達は、専用の通信回線により安定的、瞬間的に伝達しています。

一方、インターネットホームページによる提供は、見たいときに見たいものが見られるという利点がありますが、回線が安定的に運営される保証がない、欲しい情報を自己責任で取りに行く必要がある、更新が自動で行われない、というインターネットの特徴に留意のうえ利用していただく必要があります。

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