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ロゴ ~こんにちは!気象庁です!平成29年3月号~

目次

日本版改良藤田(JEF)スケールについて
平成29年1月の地震の状況
平成29年1月の火山の状況
平成29年1月の日本の天候
平成29年1月の世界の天候
平成28年12月の毎日の天気図
リーフレット版「こんにちは!気象庁です!」【PDF形式:約129KB】
内容
日本版改良藤田(JEF)スケールについて

日本版改良藤田(JEF)スケールについて

 気象庁では、突風被害等を伴う災害が発生した場合、災害発生の要因となった現象を解明するため、可能な限り速やかに災害が発生した地域に気象台等から職員を派遣し調査を実施しています。さらに、現地調査終了後、その調査結果に加えて気象現象の発生状況、実況資料、気象台の執った措置などを速やかに取りまとめ、報道発表やホームページへの掲載を行っています。

 発達した積乱雲からは、「竜巻」「ダウンバースト」「ガストフロント」といった、激しい突風をもたらす現象が発生します。これらは、現象の規模が小さく継続時間も短いため、気象レーダーやアメダスなどの観測網で捉えることは容易ではありません。このため、被害の状況や現象の痕跡として建物などの損壊の程度、飛散物の方向などの調査を行い、突風をもたらした現象の種類やその強さを評定しています。

 突風の強さ(風速)の評定には、昭和46年に米国シカゴ大学の藤田哲也博士により考案され、被害の状況から風速を大まかに推定できる「藤田スケール(Fスケール)」が世界で広く用いられています。気象庁でも平成28年3月まで藤田スケールを使用していました。
 しかしながら、藤田スケールについては、米国で考案されたものであり日本の建築物等の被害に対応していないこと、評定に用いることのできる被害の指標が9種類と限られていること、幅を持った大まかな風速しか評定できないことなどの課題がありました。

 このため、気象庁では、この藤田スケールを改良し、より精度良く突風の風速を評定することができる「日本版改良藤田スケール(JEFスケール)」を平成27年12月に策定し、平成28年4月より突風調査に使用しています。

日本版改良藤田スケールの特長

  • ①30種類の日本の建築物等の被害状況から、竜巻等突風の風速を推定可能です。

  • 木造の住宅又は店舗 鉄道車両
    低層鉄骨系プレハブ戸建住宅・集合住宅 電柱
    鉄筋コンクリート造の集合住宅 地上広告板
    仮設建築物 道路交通標識
    大規模な庇・独立上家の屋根 カーポート
    鉄骨造倉庫
    木造の非住家建築物 木造・樹脂・アルミフェンス・メッシュフェンス
    園芸施設 道路の防風・防雪フェンス
    木造の畜産施設 ネット(野球場、ゴルフ場等)
    物置 広葉樹
    コンテナ 針葉樹
    自動販売機 墓石(棹石)
    軽自動車 路盤
    普通自動車 仮設足場(壁つなぎ材)
    大型自動車 ガントリークレーン


  • ②従来の藤田スケールに比べ、より絞り込んだ風速の推定が可能となっています。

  • 突風による住家の屋根瓦の飛散があった場合


  • ③推定される風速値は、全て3秒間平均値(アメダスで観測している「瞬間風速」と同じ)に統一されています。例えば、過去の顕著なアメダス観測値(最大瞬間風速)との比較が可能です。

  • ④同じ突風被害に対する藤田スケールと日本版改良藤田スケールの階級は、基本的に同じになるよう設定されています。過去の竜巻等突風の記録との比較が可能です。

  • 突風被害例


日本版改良藤田スケールによる主な評定事例

 平成28年10月5日14時20分頃、高知県高知市から南国市にかけて突風が発生し、工場の屋根ふき材のめくれや樹木の幹折れなどの被害がありました。調査の結果、この突風は竜巻によるものと認められ、風速は約60m/s、日本版改良藤田スケールでJEF2と推定しました。

  • 【強さの根拠となった被害】
    • 被害指標(DI) : 鉄骨造倉庫
    • 被害度(DOD) : 屋根ふき材の浮き上がり又は飛散(風上側壁面に開口ができていた場合)
突風により折板屋根(鉄製)が吹き飛んだ工場

突風により折板屋根(鉄製)が吹き飛んだ工場


<気象庁ホームページ>




平成29年1月の地震の状況

平成29年1月の火山の状況

   

平成29年1月の日本の天候

平成29年1月の世界の天候

先島諸島~中国南部の高温

 先島諸島から中国南部で異常高温となりました。月平均気温は、沖縄県の宮古島で19.7℃(平年差+1.7℃)、中国のフーナン(湖南)省チャンシャー(長沙)で7.5℃(平年差+2.6℃)でした。

インドシナ半島南部~スマトラ島北部の多雨

 インドシナ半島南部からスマトラ島北部で異常多雨となりました。月降水量は、タイ南部のプラチュアップキリカンで441mm(平年比1581%)、インドネシア北西部のシボルガ(スマトラ島)で651mm(平年比213%)でした。

ヨーロッパ南東部の低温

 ヨーロッパ南東部で異常低温となりました。月平均気温は、ルーマニア中部のシビウで-8.1℃(平年差-5.5℃)、オーストリア中部のザルツブルクで-5.9℃(平年差-5.0℃)でした。


図 月平均気温平年差分布図・月降水量平年比階級分布図

月平均気温平年差分布図 月降水量平年比階級分布図

図をクリックすると、大きな図がご覧になれます。

平成28年12月の毎日の天気図

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