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ロゴ ~こんにちは!気象庁です!平成28年12月号~

目次

世界の年平均二酸化炭素濃度が400 ppmに到達
気象科学館の年末年始のお休みについて
平成28年10月の地震の状況
平成28年10月の火山の状況
平成28年10月の日本の天候
平成28年10月の世界の天候
平成28年9月の毎日の天気図
リーフレット版「こんにちは!気象庁です!」【PDF形式:約395KB】
内容
世界の年平均二酸化炭素濃度が400 ppmに到達

世界の年平均二酸化炭素濃度が400 ppmに到達

 世界の年平均二酸化炭素濃度が2015年に観測史上初めて400 ppm(※)に達しました。
 18世紀半ばの産業革命以前にはおよそ280 ppmだった世界の年平均二酸化炭素の濃度は、産業革命から今日までのおよそ250年の間に約120 ppm増加しました。さらに、近年は二酸化炭素濃度増加のペースが上がっており(図)、この30年間で二酸化炭素濃度は50 ppm以上増加しています。
 20世紀半ば以降の地球温暖化は、人間活動による温室効果ガス排出が支配的な原因であった可能性が極めて高く、さらにそれらの温室効果ガスの中で二酸化炭素は地球温暖化への寄与度が最も大きいとされています。このまま二酸化炭素濃度の増加が続けば人間社会や自然の生態系へのリスクを増大させることが懸念されています。
世界の月平均及び年平均二酸化炭素濃度の推移
※ppm (parts per million) :体積比で百万分の一を表す濃度の単位。1ppm = 0.0001%

 気象庁は、世界気象機関(WMO)の下で「温室効果ガス世界資料センター」(WDCGG)を運営しており、世界各国で観測された温室効果ガスの観測データを収集、保管するほか、これらのデータの解析を行っています。冒頭の「世界の年平均二酸化炭素濃度が400 ppmに到達」という結果は、気象庁がWDCGGとして解析を行った結果を用いて、WMOが2016年10月に公表したものです。
 今回発表した世界の二酸化炭素平均濃度は、世界のおよそ130地点の観測データを用い、世界の温室効果ガス専門家から認められた解析手法によって求めています。この130地点の中には、気象庁の温室効果ガス観測地点(綾里(りょうり)(岩手県大船渡市)、南鳥島(東京都)、与那国島(沖縄県))も含まれています。
 地球温暖化の影響を低減するため2016年11月に発効した「パリ協定」では、産業革命以前からの気温上昇を2℃未満に抑えることを全世界共通の長期目標として掲げています。しかし気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第5次評価報告書によると、産業革命以前からの気温上昇を2℃未満に抑えるには、温室効果ガス排出のペースを下げるだけでなく、今世紀後半には排出をほぼゼロにまで削減する必要があることが示されています。着実に地球温暖化対策を実行するためには、今後も二酸化炭素濃度を継続的に監視し、対策の効果を監視していく必要があります。
 気象庁は、引き続き温室効果ガスの観測やデータの収集、解析を行い、地球温暖化対策の基礎となる情報を国内・世界に発信していきます。

<参考URL>
気象庁ホームページ「温室効果ガス」
WMO温室効果ガス年報の和訳
WMO全球大気監視(GAW)計画 温室効果ガス世界資料センター(WDCGG)

気象科学館の年末年始のお休みについて

 気象科学館は、平成28年12月29日(木)~平成29年1月3日(火)まで、お休みをいただきます。

 (気象科学館について)
 気象庁では、現在の気象業務や、災害から身を守る方法を知っていただくために、映像や機械の展示などを中心とした「気象科学館」を設けております。
 年末年始を除き、10時~16時まで開館しております。土日、祝日(年末年始を除く)は、気象予報士が説明員として常駐しております。

平成28年10月の地震の状況

平成28年10月の火山の状況

   

平成28年10月の日本の天候

平成28年10月の世界の天候

西日本~東南アジア北部の高温

 西日本から東南アジア北部にかけて異常高温となりました。月平均気温は、長崎県の福江で21.3℃(平年差+2.0℃)、沖縄県の那覇で27.7℃(平年差+2.5℃)、ラオス北部のルアンプラバンで28.1℃(平年差+2.7℃)でした。

東シベリア南部、中央シベリア南部~中央アジア東部の低温

 東シベリア南部と、中央シベリア南部から中央アジア東部で異常低温となりました。月平均気温は、東シベリア南部のポロナイスクで2.4℃(平年差-2.4℃)、中央シベリア南部のイルクーツクで-3.0℃(平年差-4.8℃)、カザフスタン東部のバルハシで3.9℃(平年差-3.3℃)でした。

米国東部~メキシコ及びその周辺の高温、米国南部の少雨

 米国東部からメキシコ及びその周辺で異常高温となりました。月平均気温は、米国のアイオワ州デモインで15.4℃(平年差+3.8℃)、米国のルイジアナ州ニューオーリンズで25.4℃(平年差+3.8℃)、メキシコ北西部のエンパルメで29.8℃(平年差+3.0℃)でした。米国本土の月平均気温は、10月としては1895年以降で3番目に高くなりました(米国海洋大気庁)。また、米国南部で異常少雨となりました。米国のジョージア州アトランタでは月降水量が4mm(平年比5%)でした。



月平均気温平年差分布図 月降水量平年比階級分布図

                     (左)月平均気温平年差分布図                                 (右)月降水量平年比階級分布図

図をクリックすると、大きな図がご覧になれます。


平成28年9月の毎日の天気図

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