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ロゴ ~こんにちは!気象庁です!平成25年12月号~

目次

こんにちは!天気相談所です! 第7回「テレビ局によって天気予報が違うんだけど?」
~こんにちは!日本海海洋気象センターです!~
平成25年10月の地震の状況
平成25年10月の火山の状況
平成25年10月の日本の天候
平成25年10月の世界の天候
平成25年9月の毎日の天気図
内容
こんにちは!天気相談所です! 第7回「テレビ局によって天気予報が違うんだけど?」
~こんにちは!日本海海洋気象センターです!~

こんにちは!天気相談所です! 第7回「テレビ局によって天気予報が違うんだけど?」

気象庁天気相談所のはれるん  こんにちは、天気相談所の窓口にいるはれるんです。今日はテレビの天気予報を見た方から「テレビ局によって天気予報が違うんだけど」という質問が来たよ。ちょっと天気相談所の人に聞いてみよう。


 この質問の答えは気象庁HPの「よくある質問集」にもありますが、テレビ局によって天気予報が違うのは、気象庁長官の許可を得れば気象庁以外の人や会社でも一般利用者向けの天気予報を独自に発表することができるからです。この許可を受けた方を「予報業務許可事業者」といい、許可の範囲内で独自の判断で天気予報を発表できます。このため、同じ場所の天気予報でも、天気予報を発表する会社によって異なった内容になる場合もありえます。多くのテレビ局では、許可事業者から予報を入手していますので、テレビ局が契約している許可事業者によって放送される予報が異なることがあります。

 また、気象庁は都道府県をいくつかに分割した領域に対する天気予報を発表していますが、許可事業者ではお住まいの地域に対するピンポイント予報を発表するなど、様々なニーズに基づいた天気予報を発表しています。最近では、このような気象庁以外の許可事業者が発表した天気予報をテレビだけでなくインターネットや携帯、スマホでもよく見るようになりました。
 テレビ局によっては、レーダーや警報・注意報は気象庁の情報をそのまま使用しているものの、天気予報は許可事業者から提供されたものを使用しているため、データ放送も含めて気象庁の天気予報と内容が異なるという場合もあります。

 テレビやインターネットで使われるお天気のマークの意味についても問い合わせを受けますが、これも各局工夫して独自に決めていますので、気象庁が使用する天気マーク(/はのち、|は時々または一時)と同じとは限りません。各局のお天気マークについては、ホームページに解説が載っている局もありますが、詳しいことは各局にお問い合わせください。

 いろんな天気予報があってわかりにくい、というご意見も時折いただきますが、自分が信頼できると思う予報を選ぶ自由があるともいえます。また、天気予報が異なる場合には、その日の天気は予報が難しいともいえますので、「予報に幅を持って考える」といった使い方もできます。多くの情報を上手にご活用いただければ幸いです。

さまざまな媒体による天気予報(イメージ図)



~こんにちは!日本海海洋気象センターです!~

 平成25年10月1日、地球環境・海洋部海洋気象課の組織として日本海海洋気象センターが京都府舞鶴市に新設されました。日本海は閉鎖的な特殊な海洋であり、一括継続的に調査を行っていくことが重要であるため、日本海海洋気象センターにおいては、主に日本海の海洋気象業務に関する調査及び技術開発を行ってまいります。なお、センターの所在地は舞鶴海洋気象台が66年余の歴史を刻んできた場所です。これまで海洋気象台で実施していた海洋気象業務は管区・沖縄気象台に移管され、予報業務や気候業務等との連携を深めることにより、気象防災や海洋気象の機能強化が図られることになります。
 日本海は太平洋や大西洋と比較して面積こそ小さいものの、対馬暖流と北方からの冷水の境に前線域を形成していること、深層の海水が循環していること、海氷が生成されること等、大洋としての性格を備えており、「ミニ大洋」と呼ばれています。大洋に比べて面積が小さいために、日本海では地球温暖化による異変が大洋よりも早く起きると考えられています。このため海水温の上昇等、日本海で現在起きている現象を把握することによって、今後世界の大洋で起こる可能性のある地球温暖化の影響予測に役立つことが期待されています。

 実際に気象庁の海洋気象観測船によって1960年代より継続されている観測結果から日本海の深層では水温が上昇するとともに海水に溶けている酸素の量が減少していることが明らかになっています。冬季の日本海では大陸から吹きつける冷たい季節風によって海面近くの海水が強く冷やされます。冷たい水は暖かい水より重いため海面付近にあった酸素を大量に含んだ海水が海底付近まで沈み込みます。このため日本海の深層の海水は太平洋等と比較するとはるかに多くの酸素を含んでいます。
 ところが地球温暖化によって海面付近の海水があまり冷やされなくなった結果、冷たく酸素を大量に含んだ海水が日本海の深層に届きにくくなってきました。一方で、深層の海水は温度の高い上層の海水や地熱によって暖められます。また、深層に沈んできたプランクトンの死骸等をバクテリアが分解するときに海水に含まれている酸素を消費します。このため日本海の深層では水温が次第に上昇し、酸素が減少していると考えられています。

 日本海海洋気象センターは、日本海の海面水温や対馬暖流、深層水等の変化を監視するとともに関連する海洋気象情報をホームページ上で発表していきますので、ぜひご覧ください。
 http://www.jma-net.go.jp/jsmarine/index.html

 また、気象庁本庁や気象研究所と協力しつつ、海流や海水温の予測を行う数値シミュレーションモデルの開発や検証、高潮・高波等の顕著現象のメカニズム解明に向けた調査研究を行うことによって気象庁が発表する防災情報の改善に寄与して参ります。新しく誕生した日本海海洋気象センターにどうぞご期待ください。

水深が2000mより浅い海域、および深さ2000mの水温と溶存酸素量の時系列
 【左図】薄い灰色で示した部分は、水深が2000mより浅い海域
 【右図】深さ2000mの水温(上)と溶存酸素量(下)の時系列
  ・・・水温は、水圧による水温上昇分を除いたポテンシャル水温で表している。溶存酸素量の単位μmol/kgは、海水1kg中に含まれる酸素の物質量をμmol(マイクロモル)で表したもの。

平成25年10月の地震の状況

平成25年10月最大震度別/M別地震回数表
震度震度1震度2震度3震度4震度5弱震度5強震度6弱震度6強震度7合計
回数 97 50 13 5 165
マグニチュードM4.0~4.9M5.0~5.9M6.0~6.9M7.0~合計
回数 110 12 1 1 124

  • 地震活動
     10月26日02時10分に福島県沖でM7.1の地震が発生し、この地震により、岩手県から福島県で津波を観測しました。 全国で震度3以上を観測した地震の回数は18 回、日本及びその周辺におけるM4.0 以上の地震の回数は124回でした。
  • 「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」の余震活動
     「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」の余震は、次第に少なくなってきているものの、最大震度4以上を観測した地震が5回、震度1以上を観測した地震が85回発生するなど、引き続き岩手県沖から茨城県沖の広い範囲で発生しました。
     国土地理院のGNSS連続観測結果によると、引き続き東北地方から関東・中部地方の広い範囲で、徐々に小さくなってきてはいますが、余効変動と考えられる東向きの地殻変動が観測されています。
    • GNSS(Global Navigation Satellite Systems)とは、GPSをはじめとする衛星測位システム全般をしめす呼称です。

    平成25年10月の火山の状況

     桜島では、爆発的噴火を含む活発な噴火活動が継続しました。15日に発生した爆発的噴火では桜島島内の鹿児島市東桜島町(ひがしさくらじまちょう)で、24日に発生した噴火では桜島島内の鹿児島市桜島(さくらじま)武町(たけちょう)で、それぞれ小さな噴石を確認しましたが、これによる被害はありませんでした。今期間、噴煙の最高高度は火口縁上4,500mで、降灰予報を10回発表しました。火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続しており、昭和火口及び南岳山頂火口から概ね2km の範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。

     霧島山(新燃岳)では、GPS観測によると、新燃岳の北西地下深くのマグマだまりへの深部からのマグマの供給は停止し、新燃岳浅部の活動も低下し火山活動は落ち着いた状態が続いています。これらのことから、22日18時00分に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを3(入山規制)から2(火口周辺規制)に引き下げました。しかし、火口内に溜まった溶岩は依然高温状態にあり、火口周辺に影響のある小規模な噴火が発生する可能性は残っていますので、火口から概ね1km の範囲では弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。

     蔵王山では、10月下旬から11月1日(期間外)にかけて火山性微動が3回発生し、火山性地震も10月下旬以降やや多い状態で経過しました。ただちに火口周辺に影響を及ぼす噴火の兆候は認められませんが、今年に入って活動の高まりがみられますので、今後の活動の推移に注意してください。

     阿蘇山では、火山性地震は少ない状態で経過し、10日に実施した現地調査では二酸化硫黄の放出量も400トンと少ない状態でした。これらのことから中岳第一火口の火山活動は低下しており、火口周辺に影響を及ぼす噴火の兆候は認められなくなったと判断し、11日11時00分に噴火予報を発表し、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1(平常)に引き下げました。その後、火山活動に特段の変化は認められません。

     その他の火山の活動状況に特段の変化はありません。

    平成25年10月の日本の天候

    北日本から西日本にかけて顕著な高温

     日本の東海上の太平洋高気圧の勢力が平年より強く、また偏西風も平年に比べて北寄りに流れたため、北日本から西日本にかけて月平均気温がかなり高かった。特に東日本の月平均気温は+1.9℃で、1946年以降では1998年と並んで最も高かった。

    全国的に多雨・寡照

     台風の接近数が多かったことや秋雨前線の影響で、全国的に降水量が多く、日照時間は少なかった。北日本では降水量がかなり多く、日照時間はかなり少なかった。東日本と西日本日本海側では、降水量がかなり多かった。

    台風第26号で東日本太平洋側では大雨

     台風第26号の影響で、記録的な大雨となった東京都大島町で大規模な土砂災害が発生し、多くの人的被害が発生した。

                  
    10月の記録(1位更新のみ、*はタイ記録)
    月平均気温高い方からの順位更新(℃) 新庄 14.8、若松 16.0、盛岡 13.9、酒田 17.1、福島 16.9*、白河 15.3*、相川 18.7、新潟 18.3*、伏木 18.5*、富山 18.4*、長野 16.4、松本 15.6、諏訪 15.0*、軽井沢 12.0*、岐阜 20.2、名古屋 20.2、飯田 16.6*、甲府 18.6*、上野 18.6、伊良湖 20.6*、浜松 21.0、静岡 21.1、三島 20.4、尾鷲 20.0*、石廊崎 20.8*、西郷 18.6*、彦根 19.3、神戸 21.2、大阪 20.8*、奈良 18.9
    月降水量多い方からの順位更新(mm) 盛岡 252.5、大島 1255.0、萩 277.0
    月間日照時間少ない方からの順位更新(h) むつ 85.8

    平成25年10月の世界の天候

    ヨーロッパ南部~アルジェリア北部の高温

     ヨーロッパ南部からアルジェリア北部にかけて異常高温となりました。スペイン南東部のアリカンテ・ラルテート空港では月平均気温が22.6℃(平年差+2.9℃)となりました。

    アラスカ西部の高温

     アラスカ西部では異常高温となりました。米国アラスカ州のアンカレジでは月平均気温が6.6℃(平年差+5.0℃)となりました。

    カナダ中部~米国中部の多雨

     カナダ中部から米国中部にかけて異常多雨となりました。米国ノースダコタ州のビズマークでは月降水量が120mm(平年比374%)となりました。

    図 月平均気温平年差分布図・月降水量平年比階級分布図

    月平均気温平年差分布図 月降水量平年比階級分布図

    図をクリックすると、大きな図がご覧になれます。

    平成25年9月の毎日の天気図

    平成25年9月の天気図【PDF形式:1.2MB】

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