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ロゴ ~こんにちは!気象庁です!平成25年9月号~

目次

こんにちは!天気相談所です! 第4回「警報出てるのに晴れてるんだけど?」
降水量が最も多い月は何月?
平成25年7月の地震の状況
平成25年7月の火山の状況
平成25年7月の日本の天候
平成25年7月の世界の天候
平成25年6月の毎日の天気図
内容
こんにちは!天気相談所です! 第4回「警報出てるのに晴れてるんだけど?」
降水量が最も多い月は何月?

こんにちは!天気相談所です! 第4回「警報出てるのに晴れてるんだけど?」

気象庁天気相談所のはれるん こんにちは、はれるんです。大雨が降っている時は天気相談所に電話がたくさんかかってきます。今回は警報についての問合せがきたよ。ちょっと天気相談所の人に聞いてみよう・・。

平成22年5月から、注意報や警報を市町村単位で発表するようになりましたが、それまでは複数の市町村をまとめた地域に対して発表していました。その時には、「大雨警報が出てるんだけどうちの所は晴れてるよ!どういうこと?!」という電話がかかってくることがあり、話を聞いてみると、近くの町では大雨が降っているのに自分の住む町では雨が降っていないという内容でした。注意報や警報を市町村単位で発表するようになってからは、このような電話は少なくなりました。

一方、「雨が止んだけど警報が解除されない」という電話は今もよくかかってきます。大雨警報は、大雨により重大な浸水災害や土砂災害などが発生するおそれがあると予想したときに発表しますが、特に土砂災害は、雨水をたっぷり含んで地盤が緩んでいる時は、雨が止んでからも起こることがあります。そのため、雨が止んでも土砂災害の発生する危険性が高い間は解除されません。また、川の上流で降った大雨により下流で洪水となる場合がありますが、この場合も洪水に警戒が必要な間は、雨が止んでいても洪水警報が解除されることはありません。

なお、注意報や警報は、対策や避難をする時間を確保するため、大雨が降る前に発表することが多く、注意報や警報が出た段階ではまだ晴れている場合があります。「晴れてるから関係ないや!遊びにいこう!」ではなく、注意報や警報の内容を詳しく見て、いつ危ないのか十分確認してください。

注意報や警報が発表されたら、発表された市町村の「どこか」で災害が起こるおそれがある、ということで、その地域の「すべて」で起こるわけではありません。警報が出ても、災害が起こらなかったら、「警報なんてあてにならない!」と侮るのではなく、「災害が起こらなくてよかった!」と思っていただけると幸いです。

  • お住まいの市町村(あるいは訪問先の市町村)に発表されている注意報や警報を携帯電話等から見ていただく方法を、気象庁HPの「天気の急変から身を守るために 7.気象情報を入手するには」に掲載していますので、参考にしてください。
    http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/tenki_chuui/tenki_chuui_p7.html
    • 土砂災害や河川の増水

降水量が最も多い月は何月?

 「東京で降水量の最も多い月は何月でしょう?」たまにクイズ番組でも見かけますのでご存じの方も多いと思います。正解は、「9月」です。それでは「2番目は?」。これはなかなか難しいのではないでしょうか。正解は「10月」です。
 では、おなじ問題を九州の福岡でした場合はどうでしょう。福岡の月降水量が最も多い月は、7月です。2番目は6月で、3番目が9月と続いて、10月はずっと後ろの9番目です(図1)。

  • 順位は平年値(1981~2010年)に基づいています。

東京と福岡の月降水量平年値
 東京など東日本太平洋側では、梅雨の時期よりも秋雨の時期の方が、降水量が多い傾向にあります。それは、それぞれの時期の平均的な気圧配置の違いによります。梅雨の時期は太平洋高気圧が日本の南海上で西に張り出します。しばしば大雨をもたらす暖かく湿った空気は、太平洋高気圧のへりに沿った西よりの気流によって、西日本に流れ込みやすくなります。
 一方、秋雨の時期は、盛夏期に日本付近に張り出していた太平洋高気圧が日本の南東海上に後退します。大陸には冷たい高気圧が現れ、日本付近はちょうど冷たい空気と暖かい空気がぶつかり合って、低気圧や前線が発生しやすい状況になります。
 さらに、太平洋高気圧のへりに沿うように、台風や熱帯低気圧が日本の南海上を東日本へ向かって北上しやすくなります。図2は、台風の月別の主な経路で、本州付近に接近するまでの経路は、大体その時期の平均的な太平洋高気圧の張り出しに対応しています。たとえ台風が接近しなくても、湿った空気が太平洋高気圧の縁辺にそって東日本太平洋側に流れ込みやすく、それによってしばしば大雨が発生します。
台風の月別の主な経路
 東京で通年の月降水量第1位(7850.0ミリ)を記録した平成16年(2004年)10月は、10月9日に台風第22号が、20日に台風第23号が接近し、東京の日降水量はそれぞれ2227.5ミリ、183.5ミリに達しました。それぞれの台風の経路を図3,図4に示します。台風第23号は大回りで西日本に接近しましたが、台風第22号は10月の典型的な経路に近いコースで東日本に接近しました。

 天高く馬肥ゆる秋などと言われ、10月は青く澄み切った青空のイメージがありますが、まだまだ大雨災害の発生しやすい季節ですので注意してください。
平成16年台風第22号の経路図 平成16年台風第23号の経路図

平成25年7月の地震の状況

平成25年7月最大震度別/M別地震回数表
震度震度1震度2震度3震度4震度5弱震度5強震度6弱震度6強震度7合計
回数 136 55 18 214
マグニチュードM4.0~4.9M5.0~5.9M6.0~6.9M7.0~合計
回数 81 15 96

  • 地震活動
    震度5弱以上を観測した地震及び津波を観測した地震はありませんでした。
    全国で震度3以上を観測した地震の回数は23回、日本及びその周辺におけるM4.0以上の地震の回数は96回でした。
  • 「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」の余震活動
    「平成23 年(2011 年)東北地方太平洋沖地震」の余震は、次第に少なくなってきているものの、最大震度4以上を観測した地震が3回、震度1以上を観測した地震が104回発生するなど、引き続き岩手県沖から茨城県沖の広い範囲で発生しました。
    国土地理院のGNSS※連続観測結果によると、引き続き東北地方から関東・中部地方の広い範囲で、徐々に小さくなってきてはいますが、余効変動と考えられる東向きの地殻変動が観測されています。
    • GNSS(Global Navigation Satellite Systems)とは、GPSをはじめとする衛星測位システム全般をしめす呼称です。

    平成25年7月の火山の状況

     霧島山(新燃岳)では、今期間、噴火の発生はありませんでした。しかし、火口には多量の溶岩が溜まっており、現在でも小規模な噴火が発生する可能性は否定できません。火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続しており、新燃岳火口から概ね2km の範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。

     桜島では、爆発的噴火を含む噴火活動が継続しました。火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続しており、昭和火口及び南岳山頂火口から概ね2km の範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。

     樽前山では、6月下旬から7月上旬にかけて山体西側の深部で膨張性の地殻変動があり、その直後から地震活動が活発化しています。山頂溶岩ドーム直下では、地震増加や火山性微動発生は見られず、火口周辺に影響を及ぼす噴火の兆候は認められませんが、今後の火山活動の推移に注意してください。

     薩摩硫黄島では、噴火の兆候は認められなくなったと判断し、10 日11 時00 分に噴火予報を発表し、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1(平常)に引き下げました。  

     その他の火山の活動状況に特段の変化はありません。

     秋田焼山では、25 日に噴火警戒レベルの運用を開始し、25 日13 時00 分に噴火予報(噴火警戒レベル1、平常)を発表しました。火山活動に特段の変化はなく、静穏に経過しており、噴火の兆候は認められません。

    平成25年7月の日本の天候

    全国的に月の前半は高温、西日本では月を通してかなりの高温

     全国的に月の前半は高温で猛暑日となった所があった。西日本では、その後も高温が続き月を通してかなりの高温となった。

    東北地方で大雨・長雨・日照不足

     東北地方では、梅雨前線が停滞することが多く、前線の活動がたびたび活発化した。このため、1946年以降7月としては最も降水量が多く、また、日照時間もかなり少なかった。

    山口県・島根県などで局地的な豪雨

     下旬は北日本から西日本で短時間に記録的な雨が降った所があり、28日には山口県や島根県では局地的に記録的な豪雨となった。

    西日本、沖縄・奄美では少雨・多照

     西日本と沖縄・奄美では晴れの日が多く、西日本太平洋側の降水量はかなり少なく、沖縄・奄美の日照時間はかなり多かった。

                                 
    7月の記録(1位更新のみ、*はタイ記録)
    月平均気温高い方からの順位更新(℃) 米子 28.3、萩 28.0、浜田 27.5、福岡 30.0、阿久根 27.8、鹿児島 29.4、都城 28.1*、宮崎 29.0、油津 28.8、福江 28.2
    月降水量多い方からの順位更新(mm) 新庄 577.0、秋田 543.0、盛岡 461.0、酒田 785.5、山形 386.0、相川 499.0
    月降水量少ない方からの順位更新(mm)河口湖 31.5、尾鷲 40.0、鹿児島 16.5、都城 25.5、油津 31.5、屋久島 13.5、種子島 3.0、名瀬 0.0、久米島 0.0*、那覇 4.5、沖永良部 1.0、南大東島 2.5
    月間日照時間多い方からの順位更新(h)沖永良部 327.6

    平成25年7月の世界の天候

    東北~中国中部の多雨

     東北から中国中部では異常多雨となりました。秋田県の秋田では月降水量が543.0mm(平年比289%)、中国シャンシー(陝西)省のイエンアン(延安)では月降水量568mm(平年比520%)となりました。中国のシャンシー(陝西)省では上旬と下旬の大雨により30人以上が死亡したと伝えられました(中国政府)。

    九州~中国南部の高温

     九州から中国南部では異常高温となりました。福岡県の福岡では月平均気温が30.0℃(平年差+2.8℃)、中国シャンハイ(上海)市のシャンハイ(上海)では月平均気温が32.0℃(平年差+3.4℃)となりました。

    英国及びその周辺の高温

     英国及びその周辺では異常高温となりました。英国のヒースロー国際空港では月平均気温が21.1℃(平年差+ 2.4℃)、フランス北西部のナントでは月平均気温が22.1℃(平年差+2.7℃)となりました。

    図 月平均気温平年差分布図・月降水量平年比階級分布図

    月平均気温平年差分布図 月降水量平年比階級分布図

    図をクリックすると、大きな図がご覧になれます。

    平成25年6月の毎日の天気図

    平成25年6月の天気図【PDF形式:1.3MB】

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