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ロゴ ~こんにちは!気象庁です!平成24年7月号~

目次

◎ 8月の気象
○ 平成24年5月の地震の状況
○ 平成24年5月の火山の状況
○ 平成24年5月の日本の天候
○ 平成24年5月の世界の天候
○ 平成24年4月の毎日の天気図
リーフレット版「こんにちは!気象庁です!」【PDF形式:約488KB】
内容
新スーパーコンピュータシステムの運用開始について
平成24年度気象大学校学生採用試験のお知らせ
8月の気象

8月の気象 新スーパーコンピュータシステムの運用開始について

 6月5日に新スーパーコンピュータシステムの運用を開始、数値予報を高度化し、防災気象情報や航空気象情報等の改善を進めます。
 6月5日より気象庁で9代目となる新スーパーコンピュータシステム(Hitachi SR16000モデルM1、最大論理性能847TFLOPS※)の運用を開始しました。従前の約30倍の能力をもち世界の気象機関の保有するスーパーコンピュータと比較してトップレベルの性能となります。これにより現在の数値予報、衛星データ処理及び本庁各課室のルーチンを引き継ぐとともに、新たに台風や局地的な大雨に対する予測精度の向上、防災気象情報の高度化、航空機用の気象情報の高度化、次世代気象衛星に対応した衛星データ処理の高度化を行います。この一環として、局地モデル(LFM)の開発/試験を現在進めており、今年の夏までに東日本を予報領域とする1日8回の局地モデル運用を開始します。これを活用し、まずは、羽田空港周辺を対象とした航空機運用向けの情報の提供から始めます。また、1年後には、予報領域を日本全域に拡大し1日24回の運用に拡張する計画です。さらに、従来の数値予報モデルの改善についても順次、準備が整ったものから開始する予定です。
 また、設置場所として免震構造の計算機用の庁舎(写真参照)を新営し、72時間無給油運転可能な発動発電機とともに大規模災害に備えています。
                                   ※ TFLOPS : 浮動小数点演算を1秒間に1兆回出来る性能

新しいスーパーコンピュータと計算機用新庁舎
新しいスーパーコンピュータと計算機用の新庁舎

平成24年5月の地震の状況

平成24年5月最大震度別/M別地震回数表
震度震度1震度2震度3震度4震度5弱震度5強震度6弱震度6強震度7合計
回数 162 67 20 3 1 253
マグニチュードM4.0~4.9M5.0~5.9M6.0~6.9M7.0~合計
回数 109 25 4 138

 5月20日16時20分に三陸沖でM6.5の地震が発生し、岩手県、宮城県および山形県で最大震度3を観測しました。この地震により、岩手県、宮城県で小さな津波を観測したところがありました。

 5月24日00時02分に青森県東方沖でM6.1の地震が発生し、青森県東北町(とうほくまち)で最大震度5強を観測しました。

 「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」の余震は、次第に少なくなってきているものの、最大震度4を観測した地震が1回、震度1以上を観測した地震が167回発生するなど、引き続き岩手県沖から茨城県沖の広い範囲で発生しました。5月16日に宮城県沖でM4.8(最大震度4)、5月20日に三陸沖でM6.0(最大震度3)とM6.5(最大震度3)の比較的規模の大きな余震が発生しました。

 国土地理院のGNSS※観測結果では、「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」後の余効変動が継続していますが、その変動速度は小さくなってきています。

 全国で震度3以上を観測した地震の回数は24回、日本及びその周辺におけるM4.0以上の地震の回数は138回でした。

 ※GNSS(Global Navigation Satellite Systems)とは、GPSをはじめとする衛星測位システム全般をしめす呼称です。


平成24年5月の地震に関する詳しい情報は、こちらをクリックしてください。

平成24年5月の火山の状況

 霧島山(新燃岳)では、今期間、噴火は発生しませんでした。国土地理院によると、新燃岳の北西数kmの地下深くのマグマだまりへの深部からのマグマの供給を示す地殻変動は2012年1月以降 ほぼ停滞しています。しかし、現在でも火口やその直下には高温の溶岩が溜まっており、新燃岳直下の火山性地震も続いていることから、突発的な噴火が発生する可能性があります。また、今後、 深部からのマグマ供給が再開する可能性もあり、新燃岳へ多量のマグマが上昇すれば新たな噴火の可能性もあります。新燃岳火口から概ね3kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな 噴石に警戒が必要です。火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続しています。

 桜島では、昭和火口で爆発的噴火を含む活発な噴火活動が継続しました。昭和火口及び南岳山頂火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒が必 要です。火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続しています。

 三宅島では、多量の火山ガスの放出が続いています。火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続しています。

 硫黄島では、4月下旬から5月初めにかけて火山活動が活発化し、国土地理院の地殻変動観測でも、急速な隆起の後に沈降を観測しましたが、その後傾向は鈍化し、現在はほぼ停滞しています。 火山性地震は4日以降低調になっており、火山性微動は4日以降観測されていません。海上保安庁によると、16日に第三管区海上保安本部が実施した上空からの観測では、島の北東沖で4月29日 に確認された変色水は継続しているものの、当初の広がりに比べて狭くなっていることが確認されました。
 硫黄島の島内は全体に地温が高く、多くの噴気地帯や噴気孔があり、各所で小規模な噴火が起こっています。火山活動はやや活発な状態で推移しており、火口周辺に影響を及ぼす噴火が発生する と予想されるので、4月末に新たに噴気が確認された島北部や変色水がみられた北東沖、従来から小規模な噴火がみられていた島東部の海岸付近、島西部(井戸ヶ浜等)及び南東沖(翁浜沖)では 噴火に対する警戒が必要です。火口周辺警報(火口周辺危険)と火山現象に関する海上警報が継続しています。

 その他の火山の活動状況に特段の変化はありません。

最近の火山活動についての解説資料は、こちらをクリックしてください。

詳しい地方別の火山に関する情報はこちら( 北海道地方 東北地方 関東・中部地方 九州地方 沖縄地方 )をクリックしてください。

平成24年5月の日本の天候

東日本を中心に、上旬や下旬は大気の状態が不安定になった

 東日本を中心に、上旬や下旬は大気の状態が不安定となることがたびたびあり、所々で雷雨となった。特に、6日は関東地方などで竜巻が発生し、大きな被害をもたらした。

上旬前半は北・東日本太平洋側で大雨となった

 上旬前半は低気圧の影響により、北・東日本太平洋側で記録的な大雨となった。

   

西日本は月降水量がかなり少なかった

 西日本では低気圧や南西からの湿った気流の影響を受けにくく、西日本太平洋側は、5月としては統計を開始した1946年以降で2009年と並び最も月降水量が少なかった。

5月の記録(1位更新のみ、*はタイ記録)
月降水量少ない方からの順位更新(mm) 大阪 25.0、奈良 37.5、日田 37.0、都城 87.5、宿毛 61.5

平成24年5月の日本の天候に関する詳しい情報は、こちらをクリックしてください。

平成24年5月の世界の天候

黄海周辺の高温・少雨

 黄海周辺では、異常高温・異常少雨となりました。韓国のインチョン(仁川)では、月平均気温が18.1℃(平年差+2.1℃)となりました。また、中国リャオニン(遼寧)省のターリエン(大連)では、月降水量が0mm(5月の月降水量平年値:51.8mm)となりました。

米国中部~東部の高温

 米国中部から東部では、異常高温となりました。米国アーカンソー州のフォートスミスでは、月平均気温が24.3℃(平年差+3.0℃)となりました。

ヨーロッパ南東部の多雨

 ヨーロッパ南東部では、低気圧や前線の影響を受けて異常多雨となりました。 ルーマニアのブカレストでは、月降水量233mm(平年比41.3%)となりました。

図 月平均気温平年差分布図・月降水量平年比階級分布図

月平均気温平年差分布図 月降水量平年比階級分布図

図をクリックすると、大きな図がご覧になれます。

世界の天候に関する詳しい情報は、こちらをクリックしてください。

平成24年4月の毎日の天気図

平成24年4月の天気図【PDF形式:1.4MB】

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