English
サイトマップ サイト内検索 ご意見・ご感想
ホーム
防災気象情報
気象統計情報
気象等の知識
気象庁について
案内・申請・リンク
ホーム > こんにちは!気象庁です! > こんにちは!気象庁です!(平成21年) > 平成21年3月号

* ロゴ * 〜こんにちは!気象庁です!平成21年3月号〜

目次

◎ アメダスの最大瞬間風速の観測地点が800か所に
◎ 4月の気象 〜山火事〜
○ 衛星データの利用・交換の促進に向けた取り組み
−第9回アジア太平洋衛星データ交換・利用会議(APSDEU-9)の開催−
○ 平成21年1月の地震の状況
○ 平成21年1月の火山の状況
○ 平成21年1月の日本の天候
○ 平成21年1月の世界の天候
○ 平成20年12月の毎日の天気図
◎ リーフレット版「こんにちは!気象庁です!」【PDF形式:977KB】
内 容
◎ アメダスの最大瞬間風速の観測地点が800か所に
◎ 4月の気象 〜山火事〜

アメダスの最大瞬間風速の観測地点が800か所に

図

気象庁では、全国約1,300か所の観測所(図1)において、降水量や風向・風速などを10分毎に自動で観測しており、これを地域気象観測システム(通称:アメダス)といいます。 アメダスによる観測値は、テレビの気象情報やインターネットを通じて提供され、国民の皆様にも身近なものとなっているのではないでしょうか。

気象庁では、平成19年度から新アメダスの整備を行っています。これにより、これまで気象官署など約150か所でのみ観測していた最大瞬間風速が、アメダス観測所 (降水量の みを観測している観測所を除く) でも新たに観測できるようになります。

最大瞬間風速とは、ある期間中の瞬間風速の最大値です。自然の風は絶えず変化しているので、これまでのアメダスは前10分間の平均をとったものを風速として提供してきまし た。しかし、風による被害は瞬間的に強い風が吹いた場合に起きることが多いため、最大瞬間風速をあわせて提供することにより、これまで以上に有効な防災情報として活用い ただくことが可能になります。

最大瞬間風速の観測は、平成20年3月以降、新型の観測装置に更新したアメダス観測所から順次開始しており、平成21年3月末の時点では全国800か所以上の観測所で最大瞬 間風速の提供を行うことができるようになります。表1は平成20年9月の台風第15号接近時に沖縄地方のアメダスで観測した最大風速・最大瞬間風速です。最大瞬間風速は、最大 風速の1.5〜2倍程度の大きな値を示しており、注意警戒の必要な状況がより的確に分かります。

表1 平成20年台風第15号接近時(9/28)に観測された最大風速と最大瞬間風速

観測地点最大風速
(m/s)
最大瞬間風速
(m/s)
大原24.2 38.3
石垣島24.2 35.5
渡嘉敷12.1 17.5
宮城島9.6 15.1
7.0 13.8
伊是名7.4 11.6

平成19年4月からは、台風情報においても最大瞬間風速の提供を開始しています。これらの防災気象情報を充実させることにより、さらに気象災害の防止・軽減に貢献していきたい と考えています。


4月の気象 〜山火事〜

図

4月は山火事被害の起こりやすい季節です(図1)。昭和58年(1983年)4月27日の昼頃から、東北地方で強風が吹き東北6県の山林では36か所で山火事が発生し、焼失面積9千ヘクタール、 死者1人、被災者約230人を数えました。

春先は日本付近を発達した低気圧が周期的に通過し、低気圧に向かって南風が吹き込み強風となることが多くなります。この日も北海道付近を発達した低気圧が北東に進んで、東北地方 は日中、南西から西の風が強く吹く気圧配置でした(図2)。このような中、仙台市では朝のうち風は穏やかでしたが気温の上昇とともに昼頃から急に風が強まりました(図3)。これは、夜間の 放射冷却により形成された冷気層が地表面付近をおおい微風や無風だったものが、日中太陽熱による地面加熱で昇温し、この冷気層が消えて空気が上下にかきまぜられ、上空で吹いて いた南西の強風が地上におりてきたためです。このため、仙台市付近では伐採木の焼却作業中の火が周辺の枯れ草などに飛び火して瞬く間に火災が広がりました。

この時期は比較的空気が乾燥していて、宮城県では異常乾燥注意報(現在の乾燥注意報)が当日を含めて7日間も継続して発表されていました。さらにこの西よりの強風に伴うフェーン現象 も加わって太平洋側では空気が乾燥し非常に火災が起こりやすい状態でした。

春先は強風、乾燥、雪解けによる入山者の増加と山火事災害の起こりやすい条件がそろっています。山での火の取り扱いには十分注意しましょう。

参考
・消防防災博物館HP:宮澤清治の防災歳時記「山が燃える」
http://www.bousaihaku.com/
・宮城県内における過去の主な山火事
http://www.pref.miyagi.jp/nh%2Dkhsgsin/ringyou/ringyou/H20yamakaji/yamakaji.htm

図

衛星データの利用・交換の促進に向けた取り組み
−第9回アジア太平洋衛星データ交換・利用会議(APSDEU-9)の開催−

大気・海洋の実況監視や気候監視、天気予報の作成のためには、衛星データが不可欠です。気象庁が運用している気象衛星「ひまわり」のデータはその代表ですが、それだけでは各国 の気象サービスの充実に不十分であるため、目的に応じて様々な衛星データが利用されています。高精度かつ多様な衛星データを取得して気象業務に有効に活用することは、世界の気 象機関に共通した課題です。

アジア太平洋衛星データ交換・利用会議(APSDEU)は、気象庁が主体となって1999年に組織した会議です。アジア・太平洋域の気象機関での衛星データの実利用を第一の目的として、 データの交換、利用方法とその効果、現在の衛星の状態や将来計画について議論を行います。

気象庁は2009年2月2〜4日に、オーストラリア・カナダ・中国・韓国・アメリカ・世界気象機関(WMO)・欧州気象衛星開発機構(EUMETSAT)、宇宙航空研究開発機構(JAXA)から17名の参加 者を招いて、第9回目の会合を気象庁で開催しました。会議では各国からの衛星利用・運用・データ通信に関する報告の後、より有効な衛星データ交換のための要求表の作成や、各国か らの衛星データの要求、欧州・北米で開催されている同種の会議との協力について議論しました。そして、今後も協議を重ね、衛星だけでなく様々な気象観測データの交換や利用を地 球規模で促進していくことに合意しました。



平成21年1月の地震の状況

平成21年1月最大震度別/M別地震回数表
震度5弱5強6弱6強合計
回数 62 28 5 1 96
M4.0〜4.9M5.0〜5.9M6.0〜6.9M7.0〜合計
回数 65 7 1 73

1月4日にニューギニア付近でM7.6の地震が発生し、この地震により伊豆・小笠原諸島、関東地方から九州地方にかけての太平洋沿岸、沖縄県で津波を観測しました。
1月16日に千島列島東方〔千島列島〕でM7.4の地震が発生し、この地震により父島で小さな津波を観測しました。
  なお、1月中に震度5弱以上を観測した地震はありませんでした。

全国で震度1以上を観測した地震の回数は96回、日本及びその周辺におけるM4.0以上の地震の回数は73回でした。

国土地理院のGPS観測結果では、全国の地殻変動について特に目立った変動は見られません。


平成21年1月の地震に関する詳しい情報は、こちらをクリックしてください。

平成21年1月の火山の状況

浅間山では、傾斜変動と火山性地震の増加により、火口から4キロメートルの範囲に影響を及ぼす噴火が切迫していると予想し、2月1日に火口周辺警報(噴火警戒レベル3、 入山規制)を発表し、噴火警戒レベルを2から3に引き上げました。その後、2日01 時51 分頃に小規模な噴火が発生しました。またこの噴火により、弾道を描いて飛散する大 きな噴石が、火口の北側約1キロメートルまで飛散するのを確認しました。

桜島では、2月1日から2日にかけて、昭和火口で8回爆発的噴火が発生しました。このことから噴火活動が活発化する傾向にあると判断し、2月2日に火口周辺警報(噴火警戒 レベル3、入山規制)を発表し、噴火警戒レベルを2から3に引き上げました。

口永良部島では、GPSによる地殻変動観測で、新岳火口浅部の膨張を示す変化が続くなど、依然として火山活動が高まった状態となっており、火口周辺警報(噴火警戒レベル 3、入山規制)が継続しています。

雌阿寒岳では、ポンマチネシリ火口の噴煙はやや多い状態で推移しました。雌阿寒岳では、火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続しています。

三宅島では、多量の火山ガスの放出が続いており、火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続しています。

諏訪之瀬島では、小規模な噴火が時々発生しました。火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続しています。

その他の火山の活動状況に特段の変化はありません。

最近の火山活動についての解説資料は、こちらをクリックしてください。

詳しい地方別の火山に関する情報はこちら( 北海道地方 東北地方 関東・中部地方 九州地方 沖縄地方 )をクリックしてください。

平成21年1月の日本の天候

北日本の顕著な高温、北日本日本海側の顕著な少雪

寒気の影響が小さかった北・東日本では高温となり、特に北日本は顕著な高温となった。また、日本海側の降雪量は北・東日本で少なく、特に北日本では顕著に少なかった。

北・東日本太平洋側の顕著な多雨

低気圧の影響を受けやすく、月末には大雨となったところもあった北・東日本太平洋側は顕著な多雨となった。

1月の記録(1位更新のみ、*はタイ記録)
月平均気温の高い記録(℃) 釧路 -2.1、広尾 -2.1*
月降水量の多い記録(mm) 白河 107.5、宇都宮 108.0、熊谷 114.0、館野 117.5

値の横に]がある場合には、月別値を求める際に使用したデータ(日別値)に欠測等、統計に用いなかった値が含まれている(資料不足値)

平成21年1月の日本の天候に関する詳しい情報は、こちらをクリックしてください。

平成21年1月の世界の天候

ヨーロッパ南東部〜アルジェリアの多雨(雪)

ヨーロッパ南東部〜アルジェリアでは、低気圧や前線の影響を受けることが多く異常多雨となりました。アルジェリア中部のゴレアでは 月降水量が70mm(1月の月降水量平年値:3.1mm)となり、チュニジア東部のスファックスでは20〜22日の3日間降水量が80mmに達しました(1月の月降水量平年値:16.9mm)。

ブラジル北東部〜アルゼンチンの少雨

ブラジル北東部〜アルゼンチンでは、異常少雨となりました。アルゼンチン中部のヘネラルピコでは月降水量が9mm(平年比7%)となり、同じくアルゼンチン中部のフニンでは 2008年10月〜2009年1月の4か月降水量が223mm(平年比50%)となりました。アルゼンチン北東部では少雨傾向が続き、干ばつによる農産物への被害が伝えられました (農林水産省海外食糧需給レポート)。

マレーシア〜オーストラリア北部の多雨

マレーシア〜オーストラリア北部では、対流活動が平年より活発で異常多雨となりました。オーストラリア北部のバークタウンでは、月降水量が804mm(平年比357%)となりました。

図 月平均気温平年差分布図・月降水量平年比階級分布図

月平均気温平年差分布図 月降水量平年比階級分布図

図をクリックすると、大きな図がご覧になれます。

世界の天候に関する詳しい情報は、こちらをクリックしてください。

平成20年12月の毎日の天気図

平成20年12月の天気図【PDF形式:1.50MB】(全体)

天気図をクリックすると、各期間の天気図PDFファイル(約550KB)が開きます。

12月1日から8日の毎日の天気図 12月9日から17日の毎日の天気図 12月18日から26日の毎日の天気図 12月27日から31日の毎日の天気図
Adobe Reader このサイトには、Adobe社Adobe Readerが必要なページがあります。
お持ちでない方は左のアイコンよりダウンロードをお願いいたします。