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〜こんにちは!気象庁です!平成19年11月号〜◎ リーフレット版「こんにちは!気象庁です!」【PDF形式:785KB】
- 内 容
- ◎ 「異常気象リスクマップ」の公表開始
- ◎ 12月の気象 〜年越し台風〜
地球温暖化等の気候変動に伴って異常気象の増加が懸念される中、防災対策を担当する地方公共団体やライフライン機関等から、大雨や高温の発生頻度等に関する、空間的・時間的に詳細な情報が求められています。気象庁では、こうした要望に応えるため、全国各地における極端な大雨などの発生頻度や長期変化傾向に関する情報を、わかりやすい図表形式による「異常気象※リスクマップ」として提供を開始しました。
今年3月には、その第一段階として、全国51地点の気象台や測候所、および全国約1,300地点のアメダスにおける大雨・少雨の頻度などに関する情報を気象庁ホームページで公表しました。
http://www.data.kishou.go.jp/climate/riskmap/index.html
下図はその一例で、全国51地点において100年に1回起こるような大雨は何ミリくらいなのかを、100年以上にわたる日降水量データから統計的に推定したものです。100年に1回起こるような日降水量は、北日本では100〜200ミリ程度、東・西日本では200〜400ミリ程度であることがわかります。例えば東京では100年に1回は1日に289ミリの雨が降る可能性があると推定されています。
今後は、地点数や対象要素を増やすなど、年1回程度情報を更新し、気象庁ホームページ上で公表します。将来的には、地球温暖化予測実験の結果を用いて、全国各地域における地球温暖化時の極端な大雨や高温の頻度等に関する情報を提供する予定です。
※異常気象:数十年間に1回程度の現象、あるいは人が一生の間にまれにしか経験しない現象を指し、大雨や強風などの短時間の現象や数か月も続く干ばつなどがあげられます。また、日降水量100mmというように災害が発生しうる現象も異常気象に含まれます。
図
100年に1回降る可能性のある日降水量
全国51地点における1901〜2006年の日降水量データから統計的に推定した100年に1回降る可能性のある日降水量の分布図。
◎異常気象リスクマップの利用にあたっては、Q&Aをご一読ください。
http://www.data.kishou.go.jp/climate/riskmap/ap2.html
気象庁では毎年1月1日以後、最も早く発生した台風を第1号とし、以後台風の発生順に番号を付けています。そして12月31日までに発生した台風の総数が、年間の台風発生数になります。
第1図は台風の月別発生数と日本への接近数の平年値を示した図です。日本では、接近する台風が多くなる初夏から秋にかけてが台風シーズンですが、台風の発生数は、12月でも1.3個と5月の1.0個よりも多くなっています。
台風の発生数が一番少ない月は2月で、統計的には10年に1個発生する程度です。
では、12月に発生してそのまま年を越した「年越し台風」はあるのでしょうか。1951年から2006年までを調べてみると、1952年第27号、1959年第23号、1977年第21号、1986年第29号、2000年第23号と、56年間で5個ありました。約10年に1個の割合で「年越し台風」は発生しています。
この5つの台風のひとつである2000年第23号は、単に年を越しただけではありませんでした。第2図は、2000年12月31日21時の天気図です。フィリピンの東海上にある台風第23号は、20世紀最後に発生した台風ですが、このまま年(世紀)を越し、21世紀最初に存在する台風となりました。(2001年第1号の発生は2001年5月9日です。)
| 平成19年9月最大震度別/M別地震回数表 | ||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 震度 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5弱 | 5強 | 6弱 | 6強 | 7 | 合計 |
| 回数 | 99 | 21 | 6 | 126 | ||||||
| M | M4.0〜4.9 | M5.0〜5.9 | M6.0〜6.9 | M7.0〜 | 合計 | |||||
| 回数 | 52 | 4 | 2 | 1 | 59 | |||||
震度5弱以上を観測した地震及び津波を観測した地震はありませんでした。なお、期間外ですが、10 月1日に神奈川県西部でM4.9 の地震が発生し、神奈川県箱根町で震度5強を観測しました。
全国で震度1以上を観測した地震の回数は126 回、日本及びその周辺におけるM4以上の地震の回数は59 回でした。
国土地理院のGPS観測結果では、全国の地殻変動について特に目立った変動は見られません。
諏訪之瀬島では、17 日に爆発的噴火が2回発生したほか、28〜29 日に小規模な噴火が発生しました。
桜島では、今期間噴火は観測されませんでしたが、長期にわたり噴火活動が継続しています。
三宅島では、多量の火山ガスの放出が続いています。
樽前山、硫黄島、福徳岡ノ場、薩摩硫黄島及び口永良部島では、火山活動のやや活発な状況が続いています。
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北日本では寒気の南下がほとんどなく、また東・西日本では太平洋高気圧に覆われて晴れる日が多かった。このため、全国的に気温がかなり高く、特に西日本では1946年以降、9月としては第1位の、東日本では第2位の高い記録となった。また、全国153地点中64地点で9月の月平均気温の最高値を更新した。
台風や台風から変わった低気圧などの影響で、北日本と沖縄・奄美および関東甲信地方では大雨となった日があり、降水量は沖縄・奄美でかなり多く、北日本で多かった。一方、台風や湿った気流の影響が小さかった東日本日本海側と西日本では降水量がかなり少なかった。
太平洋高気圧に覆われて晴れる日が多かった西日本太平洋側は日照時間がかなり多く、東・西日本日本海側も多かった。一方、低気圧や前線の影響を受けた北海道では日照時間がかなり少なく、台風や熱帯低気圧の影響を受けた沖縄・奄美では少なかった。
| 9月の記録(1位更新のみ、*はタイ記録) | |
|---|---|
| 月平均気温の高い記録(℃) |
大船渡 21.5*、新庄 21.7、若松 22.8、秋田 22.4、盛岡 20.7*、酒田 23.2、 山形 22.2*、仙台 22.3*、福島 23.1、輪島 23.8、相川 24.0、新潟 24.7、 富山 24.7、長野 23.2、高田 24.2、高山 22.1、松本 22.7、諏訪 21.6、 敦賀 25.6*、岐阜 25.8、名古屋 26.1、飯田 23.2、西郷 24.2、松江 24.9、 境 25.2、米子 25.2、鳥取 24.8*、豊岡 24.8*、舞鶴 25.0、萩 25.4、 浜田 24.9、津山 24.5、下関 26.7、広島 27.0、呉 26.9、福山 26.5、 岡山 27.1、姫路 26.0、神戸 27.3、大阪 27.2*、和歌山 26.8、山口 26.0、 平戸 25.6、福岡 27.0、飯塚 25.7、佐世保 27.1、佐賀 26.9、日田 25.9、 大分 26.5、長崎 27.2、熊本 27.5、阿蘇山 19.8、延岡 25.7、阿久根 26.6、 人吉 25.6、鹿児島 28.0、都城 25.8、宮崎 26.4、枕崎 27.0、油津 27.2、 屋久島 26.8*、種子島 27.2、牛深 27.4、福江 26.2、松山 26.8、 多度津 26.9、高松 27.0、宇和島 26.4、高知 26.9、徳島 26.8、宿毛 26.5、 清水 27.0、室戸岬 25.4 |
| 月降水量の多い記録(mm) | 軽井沢 495.0 |
| 月降水量の少ない記録(mm) | 相川 37.5 |
| 月間日照時間の多い記録(h) | 若松 191.1 |
| 月間日照時間の少ない記録(h) | 北見枝幸 93.1、羽幌 121.4、紋別 110.8 |
値の横に]がある場合には、月別値を求める際に使用したデータ(日別値)に欠測等、統計に用いなかった値が含まれている(資料不足値)
日本付近では月後半に亜熱帯高気圧が強まり、モンゴル付近では暖かい高気圧に覆われることが多く、異常高温となりました。また、モンゴル付近では異常少雨ともなりました。モンゴルのウランバートルでは、月平均気温13.2℃(平年差+4.9℃)、月降水量0mm(平年値33.5mm)でした。
ヨーロッパのドイツやスペインでは、上旬と下旬に低気圧が通過してまとまった雨が降り、異常多雨となりました。オーストリアのウィーンでは月降水量195mm(平年比365%)で、ドイツのブロッケン山では27〜29日の3日間降水量が230mm以上となりました(9月の月降水量平年値:137.1mm)。
米国東部では高気圧が平年より強まることが多く、異常高温・異常少雨となりました。米国東部のシンシナティでは月平均気温22.7℃(平年差+3.1℃)、同じくワシントンでは月降水量15mm(平年比16%)でした。
オーストラリア南東部では高気圧に覆われることが多く、異常少雨となりました。オーストラリア南東部のメルボルンでは、月降水量6mm(平年比12%)でした。オーストラリア南東部のマレー・ダーリン盆地域は9月としては1900年以降で最も少雨だったことが伝えられました(オーストラリア気象局)。
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