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〜こんにちは!気象庁です!平成19年10月号〜◎ リーフレット版「こんにちは!気象庁です!」【PDF形式:1.67MB】
- 内 容
- ◎ 「過去の気象データ検索」の利用方法
- ◎ 11月の気象〜木枯らし〜
今年の夏は、熊谷・多治見で74年ぶりに最高気温の記録を更新するなど全国的に高温となり、様々な気象情報に接することが多かったのではないでしょうか。
気象庁ホームページには、気温の平均値や降水量の合計値など、統計したデータや資料を掲載している「気象統計情報」のページがあり、その中の「過去の気象データ検索」(http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/index.php)では、全国の過去の観測データを表やグラフなどの形で掲載しています。
今回、東京都府中地域気象観測所の1990年(平成2年)8月の日ごとのデータ検索方法を例として紹介しますので、ご参考にしていただいたうえで、是非ご活用ください。
1.気象庁ホームページのトップページ「過去の気象データ検索」をクリックします。
2.以下表示画面で、都府県支庁(東京都)、地点(府中)、年月(1990年8月)、データ種類は「日ごとの値を表示」を順に選択します。


晩秋から初冬に吹く北よりの冷たく強い風は、木々の葉を散らし、木を枯れ木のようにしてしまうということから「木枯らし」と呼ばれています。 気象庁では、東京と大阪で晩秋になって最初に吹く木枯らしを「木枯らし1号」としてお知らせしています。過去の統計(東京)をみてみると「木枯らし1号」は立冬(今年は11月8日)の概ね前後10日間の間に吹くことが多いようです。
冬の到来を実感する木枯らしですが、例年どおりに木枯らし1号が吹いても、11月の気象は年毎に大きく変化します。その状況を平成14年と平成16年で例示しました。ちなみに、それぞれ木枯らし1号(東京)は11月2日、13日に吹いています。
平成14年は、日本付近に強い寒気が南下し、西高東低の冬型の気圧配置となることが多くなりました。特に上旬は、真冬並みの強い寒気が南下し、北日本を中心に大荒れの天気となり、北日本では大雪となり、本州の各地において記録的に早い初雪となりました。月平均気温も、11月としては昭和21年以降、記録的な低温となりました(図1)。
一方、平成16年は、低気圧や前線の通過後も寒気の影響は弱く、上・下旬を中心に高気圧に覆われて晴れた日が多くなりました。このため、月平均気温は、昭和21年以降において、北日本、東日本で1位の高温となりました(図2)。

例年、木枯らしから始まる11月の気象ですが、その年々により大きく変化します。気象庁では、最新の気象状況と1か月以上の天候の見通しを随時把握できるようにするため、1か月予報を毎週金曜日、3か月予報を毎月25日ごろ発表しています。気象庁ホームページの以下のアドレスに掲載されていますので、これらの情報をご覧いただき最新の情報をご活用ください。
http://www.jma.go.jp/jp/longfcst/
気象・海洋等の監視・予測を行うためには、国際的な協力が不可欠であり、気象庁は国際機関や二国間の協力を通じて開発途上国への技術移転等を積極的に推進しています。今月号では、台風の災害軽減に向けた取り組みを紹介します。
南シナ海を含む北西太平洋域は世界で最も多く熱帯低気圧(北西太平洋域のものは台風と呼ばれます)が発生する地域であり、周辺諸国は毎年台風により大きな社会的・経済的な被害を被っています。北西太平洋域の広い範囲で発生・発達する台風の災害を最小限に抑えるためには、国際協力の下で台風の監視を行うことが必要不可欠です。
このため、世界気象機関(WMO)と国連アジア太平洋社会経済委員会(ESCAP)は台風委員会を設置し、共同で運営しています。また、気象庁は、WMOの枠組のもと、「熱帯低気圧に関する地域特別気象センター」の一つである太平洋台風センターを運営し、台風の解析・予報データの提供等を通じて周辺諸国における台風の監視の改善に協力しています。
2001年からは台風委員会活動の一環として、東南アジア諸国の気象機関における台風監視・予測技術の改善を目的として、台風研修セミナーを毎年、太平洋台風センターで開催しています。7年目となる本年は、カンボジアとフィリピンから2名の予報官を招聘して7月18日から27日にかけて研修を実施し、台風の解析・予報に関する講義等をはじめとして、気象庁が開発した衛星画像解析ソフトウェアを用いた台風解析の実施研修を行いました。

| 平成19年8月最大震度別/M別地震回数表 | ||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 震度 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5弱 | 5強 | 6弱 | 6強 | 7 | 合計 |
| 回数 | 107 | 35 | 23 | 4 | 1 | 170 | ||||
| M | M4.0〜4.9 | M5.0〜5.9 | M6.0〜6.9 | M7.0〜 | 合計 | |||||
| 回数 | 104 | 18 | 3 | 125 | ||||||
8月18日に九十九里浜付近〔千葉県東方沖〕でM4.8の地震が発生し、千葉県一宮町で震度5弱を観測しました。この付近では8月13日頃から地震活動が活発化しました。国土地理院のGPS観測によると、この地震活動と同期してプレート間のゆっくりすべりが原因と見られる地殻変動が房総半島南東部で観測されました。
8月16日にペルー沿岸でM7.9の地震が発生し、この地震により太平洋沿岸と伊豆・小笠原諸島で津波を観測しました。
7月16日に発生した「平成19年(2007年)新潟県中越沖地震」の余震活動は減衰してきています。
全国で震度1以上を観測した地震の回数は170回(新潟県中越沖地震の余震活動19回、九十九里浜付近の地震活動28回を含む)、日本及びその周辺におけるM4以上の地震の回数は125回(九十九里浜付近の地震活動15回を含む)でした。
噴火したのは、桜島及び諏訪之瀬島でした。
桜島では、4日に南岳山頂火口で爆発的噴火が発生しました。
諏訪之瀬島では、31日に小規模な噴火が発生しました。
三宅島では、多量の火山ガスの放出が続いています。
樽前山、硫黄島、薩摩硫黄島及び口永良部島では、火山活動のやや活発な状態が続いています。
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全国的に気温は高く、東日本、西日本では、ほぼ期間を通じて太平洋高気圧に覆われ、晴れて暑い日が続き、高温が顕著だった。特に中旬には厳しい暑さが続き、各地で日最高気温が観測史上1位の値を更新、16日には熊谷(埼玉県)、多治見(岐阜県)で40.9℃と、これまでの国内最高気温の記録を更新した。月平均気温は、萩(山口県)と阿久根(鹿児島県)でこれまでの最高値を更新した。
月初めの台風第5号や下旬の前線の影響の小さかった北日本から西日本にかけての太平洋側の各地で降水量は少なく、特に東日本太平洋側の沿岸部で顕著だった。館山(千葉県)では月降水量の少ない記録を更新した。下旬に前線の影響を受けた東・西日本日本海側、台風や熱帯低気圧、暖かく湿った空気の流入の影響を受けた南西諸島で多かった。
台風や熱帯低気圧の影響などで曇りや雨の日の多かった南西諸島では少なかった。一方、北日本太平洋側から東・西日本では太平洋高気圧に覆われて日照時間が多かった。
| 8月の記録(1位更新のみ、*はタイ記録) | ||
|---|---|---|
| 月平均気温の高い記録(℃) | 水戸 27.0*、萩28.2、熊本29.4*、阿久根28.2、人吉27.3* | |
| 月降水量の多い記録(mm) | 豊岡 329.0 | |
| 月降水量の少ない記録(mm) | 館山 3.5 | |
| 月間日照時間の多い記録(h) | 根室206.5 | |
値の横に]がある場合には、月別値を求める際に使用したデータ(日別値)に欠測等、統計に用いなかった値が含まれている(資料不足値)
暖湿流による大雨や台風第8号などの影響で、朝鮮半島北部で100人以上、華南・華北でも合わせて100人以上の死者が伝えられました(EM-DAT)。朝鮮半島北部のピョンヤンでは月降水量757mm(平年比396%)でした。フィリピンでは台風第6号と第7号の影響で洪水などの被害が伝えられました(EM-DAT)。
モンスーンに伴う対流活動が平年より活発だった影響で、パキスタンでは7〜8月の洪水により合わせて約400人が死亡と伝えられました(IRIN)。インド西部のベラーバルで月降水量1096mm(平年比747%)でした。
ロシア西部付近で暖かい高気圧が強まったほか、地中海東部付近で亜熱帯高気圧が平年より強かった影響で、広い範囲で異常高温となりました。ロシアのモスクワでは、月平均気温20.2℃(平年差+3.7℃)でした。で、下旬に日最高気温が32℃を超える日が続きました(下旬の日最高気温の平年値:約20℃)でした。
亜熱帯高気圧が平年より強かった影響で、米国南東部では干ばつによるトウモロコシの深刻な被害が伝えられました(米国農業気象週報)。米国東部のシャーロットで月降水量10mm(平年比11%)でした。
カリブ海周辺では対流活動が平年より活発で、ハリケーン「ディーン」がメキシコに上陸し、被害が伝えられました(OCHA神戸)。米国では亜熱帯高気圧の西縁に沿って暖湿流が入ることが多く、米国南部に熱帯低気圧「エリン」が上陸しました。ジャマイカのキングストンで、月降水量441mm(平年比533%)でした。
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