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〜こんにちは!気象庁です!平成19年8月号〜◎ リーフレット版「こんにちは!気象庁です!」【PDF形式:1.19MB】
- 内 容
- ◎ 話題連載「緊急地震速報」4回シリーズ〜第3回 緊急地震速報を聞いたり見たりしたら〜
- ◎ 9月の気象 〜台風〜
10月1日から一般向け提供の始まる緊急地震速報に関する連載シリーズです。前回第2回目は家の中の話でしたが、 第3回目の今回は外出時に大規模店舗など人がおおぜいいる施設(集客施設)やエレベータ内にいる場合、そして 自動車運転中の場合に緊急地震速報を聞いたときにどうすれば良いかを解説します。
1.人がおおぜいいる施設やエレベーターでは
人がおおぜいいる施設(大規模店舗などの集客施設)でも、まずはあわてずに、従業員の指示に従いましょう。
従業員から指示がない場合は、身の安全を守るために、頭を保護し、揺れに備えて身構えるなど安全な姿勢を
とりましょう。また、吊り下がっている照明などの下からは退避しましょう。あわてて出口や階段に殺到することは
大変危険です。また、大声で「地震が来るぞ!」と叫ぶことも、混乱を助長することとなるのでやめて下さい。
エレベーターに乗っている場合は最寄りの階で停止させて、すぐに降りて下さい。
2.自動車運転中は
緊急地震速報は、テレビ・ラジオ等を通じてお伝えする予定です。自動車運転中に緊急地震速報を聞いた場合に、
あわてて急ブレーキをかけ減速すると、緊急地震速報を後続の車が聞いているとは限りませんので、追突するおそれが
あります。そのため、あわてて急ブレーキをかけずに、ハザードランプを点灯するなどして、周りの車に注意を促した
後に、緩やかにスピードを落とすことが重要です。揺れを感じたら、急ハンドル、急ブレーキをさけるなど、できるだけ
安全な方法により、道路状況を確認して左側に停止させてください。
気象庁ホームページ「緊急地震速報について」http://www.seisvol.kishou.go.jp/eq/EEW/kaisetsu/index.html
緊急地震速報の利用の心得」http://www.seisvol.kishou.go.jp/eq/EEW/kaisetsu/kokoroe.pdf
熱帯や亜熱帯地方で発生する低気圧を「熱帯低気圧」と呼び、このうち北西太平洋で発達して低気圧域内の最大風速が 約17m/s以上になったものを「台風」と呼びます。台風は一年を通して発生しますが、7月から10月にかけては平均して 月に4〜5個発生し、日本への接近・上陸もこの頃が最も多くなります(図参照)。
平成になってから日本に接近・上陸した台風としては「平成3年台風第19号」、「平成5年台風第13号」、「平成11年台風第18号」、
「平成16年台風第18号」、「平成16年台風第23号」などがあげられますが、このうち4つが9月に上陸しています。
また、昭和の時代に日本に上陸して大災害をもたらした「室戸台風」、「枕崎台風」、「カスリ−ン台風」、「洞爺丸台風」、
「狩野川台風」、「伊勢湾台風」などはいずれも9月に上陸しています。
過去の記録では、8月から10月にかけては大きな被害をもたらす台風が日本付近に襲来しやすい時期とされていますが、
その中でも特に9月は襲来数が多くなっており、十分な注意が必要です。
台風は、日本列島に水資源という大きな恵みをもたらす一方で、暴風・高潮・高波・大雨による災害に加えて、塩害など、
さまざまな災害を引き起こします。
このような災害から身を守るため、あるいは被害を軽減するためには、普段から台風に対して備えておくとともに、いざ、
台風が接近したときには、気象庁が発表する「台風情報」を上手に利用して、早め早めの対応が大切です。
気象庁では、平成19年4月に台風情報を改善しました。
これまでの予報は、台風が日本付近に接近・上陸した場合でも24時間先まで12時間刻みの予報でしたが、これからは24時間先
まで3時間刻みの予報を発表することになりました。台風の影響を受ける時間帯やその程度がより細かく分かるようになりました。
また、台風の暴風域に入る確率を分布図の形でも表示して、提供することになりました。
このほか、台風の強さを表わすものとして最大風速に加えて、最大瞬間風速も伝えるなどの改善を図りました。
台風情報はテレビ、ラジオで放送されるほか、気象庁ホームページ「http://www.jma.go.jp/」からも入手できます。
台風情報の内容などについて、今一度、確認しておくことをお勧めします。
梅雨前線の活動が活発化しますと、大雨が降りやすくなります。特に、非常に湿った暖かい空気が、停滞している梅雨前線に連続して流れ込むと、比較的狭い範囲で強い雨が長時間連続して降り続く集中豪雨が発生し、災害をもたらすことがあります。昨年は活動が活発になった梅雨前線による大雨のため、長野県、鹿児島県を中心に九州、山陰、近畿、および北陸地方などで土砂災害や浸水害が発生し、「平成18年7月豪雨」と命名されたことは、記憶に新しいところです。
テレビ、ラジオの他、気象庁ホームページの「防災気象情報」をご利用いただき、地元の気象台や気象庁が発表する、大雨などの注意報・警報、気象情報に注意して、災害に備えた早目の対策をとるように心がけましょう。
| 平成19年6月最大震度別/M別地震回数表 | ||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 震度 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5弱 | 5強 | 6弱 | 6強 | 7 | 合計 |
| 回数 | 126 | 47 | 13 | 9 | 195 | |||||
| M | M4.0〜4.9 | M5.0〜5.9 | M6.0〜6.9 | M7.0〜 | 合計 | |||||
| 回数 | 70 | 11 | 81 | |||||||
震度5弱以上を観測した地震及び津波を観測した地震はありませんでした。
全国で震度1以上を観測した地震の回数は195回(大分県中部の地震活動64回を含む)、日本及びその周辺におけるM4以上の地震の回数は81回でした。
国土地理院のGPS観測結果では、全国の地殻変動について特に目立った変動は見られません。
噴火が観測されたのは、桜島及び諏訪之瀬島でした。
桜島では、昭和火口で小規模な噴火が時々発生しました。また、南岳山頂火口では、16日と21日に爆発的噴火が発生しました。
諏訪之瀬島では1日と12日に小規模な噴火が発生しました。
三宅島では、多量の火山ガスの放出が続いています。
樽前山、硫黄島、福徳岡ノ場、薩摩硫黄島及び口永良部島では、火山活動のやや活発な状態が続いています。
⇒ 最近の火山活動についての解説資料は、こちらをクリックしてください。
⇒ 詳しい地方別の火山に関する情報はこちら( 北海道地方 東北地方 関東・中部地方 九州地方 沖縄地方 )をクリックしてください。
北日本から西日本にかけては、寒気の影響が小さく、気温が高かった。 特に、暖かい移動性高気圧に覆われた北日本ではかなり高くなり、1946年以降、6月としては第2位の高い記録となった。
北日本から西日本にかけては、前半は梅雨前線が南海上に離れて停滞し、後半は低気圧が日本海を東南東進したため、 本州の日本海側を除いて、降水量が少なくなった。特に、九州北部地方と四国地方ではかなり少なく、四国地方では 1946年以降で6月としては第2位の少ない記録となった。
東日本太平洋側や北日本では、移動性高気圧に覆われることが多く、日照時間が多かった。特に、東北地方や関東甲信 地方では、梅雨前線の影響も小さく、かなり多かった。
| 6月の記録(1位更新のみ、*はタイ記録) | |
|---|---|
| 月平均気温の高い記録(℃) |
札幌 18.8*、浦河 15.6、江差 17.8、函館 18.2、倶知安 17.3、 深浦 18.9*、盛岡 20.2 |
| 月平均気温の低い記録(℃) | 父島 24.1 |
| 月降水量の少ない記録(mm) | 留萌 15.5、小樽 12.0*、飯塚 37.5 |
| 月間日照時間の多い記録(h) | 深浦 257.6、館山 209.8、大島 195.5 |
| 月間日照時間の少ない記録(h) | 父島 93.0 |
値の横に]がある場合には、月別値を求める際に使用したデータ(日別値)に欠測等、統計に用いなかった値が含まれている(資料不足値)
中国南部では6月前半に梅雨前線による大雨が発生し、死者89人と伝えられました。中国南西部のリョウチョウ(柳州)では6月12日の日降水量が230ミリに達しました(6月の月降水量平年値:214ミリ)。
6月上旬にサイクロン「ゴヌ」がアラビア半島に接近し、オマーンで死者76人となったほか、イランなどでも被害が伝えられました。オマーンのシーブ国際空港では、6月6日の日降水量が70ミリに達しました(月降水量平年値:0.5ミリ)。
6月下旬にインド西部からアフガニスタンの各地でモンスーンの大雨が発生し、パキスタンで200人以上、アフガニスタンで50人以上の死者が伝えられました。パキスタンのペシャワールでは6月28日の日降水量が100ミリ以上となりました(6月の月降水量平年値:10ミリ)。
ヨーロッパから地中海周辺では6月中旬以降に、暖かい南風が入ることが多く、異常高温となりました。トルコのイスタンブールで月平均気温24.5℃(平年差+3.2℃)となったほか、イタリア南部のバーリでは6月25日の日最高気温が45℃を超えました(平年値:約27℃)。
オーストラリアでは月を通して南極方面からの寒気が入ることが多く、異常低温となりました。オーストラリア北部のテナントクリークでは月平均気温14.4℃(平年差-4.3℃)となりました。オーストラリア気象局によると、国全体の6月の月平均気温が1950年以降で最も低い記録となりました。
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