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〜こんにちは!気象庁です!平成19年7月号〜◎ リーフレット版「こんにちは!気象庁です!」【PDF形式:1.06MB】
- 内 容
- ◎ 話題連載「緊急地震速報」4回シリーズ〜第2回 緊急地震速報を聞いたり見たりしたら〜
- ◎ 8月の気象〜夏季のヒートアイランド 近畿地方について新たに解析〜
地震は突然おそってきます。突然の強い揺れに何も出来ずに、落ちてくる物に当ったり、転んでケガをしたり。でも、事前に分かっていれば、避けられることがあったかもしれません。
気象庁では、地震で強く揺れることを揺れる直前にお知らせする「緊急地震速報」の一般向け提供を今年の9月頃に開始する予定です。「こんにちは!気象庁です!」7月号では、「緊急地震速報」を聞いたり見たりしたときにどうすれば良いかを、すべてのケースの基本ともいえる家庭内の場合について解説します。
1.強い揺れまでの猶予時間は数秒から数十秒
「緊急地震速報」は強い揺れがくることをお知らせする情報ですが、「緊急地震速報」をお知らせしてから強い揺れが来るまでの時間は、数秒から数十秒しかありません。内陸の浅い地震などの震源の近くでは、「緊急地震速報」でお知らせするより先に強い揺れが来てしまうこともあります。
2.では、どうするの?
緊急地震速報を聞いたり見たりした場合にとるべき行動の基本は、『周囲の状況に応じて、あわてずに、まず身の安全を確保する。』ことです。強い揺れが来るまでの時間は短いので欲張ってはいけません。これまで言われている地震の際のとるべき行動を、少しだけ心に余裕をもって行えると考えて頂くのが良いでしょう。
家庭内では、自分の身を守るのが最優先です。家具の移動や落下から身を守るため、頭を保護し、丈夫な机の下などに隠れることが一番大事です。ほとんどの場合、揺れはすぐにおそってきますので、外に飛び出そうとすることはかえって危険です。たまたま料理中でコンロの前に立っていたら、直ぐに火を消せるでしょうが、離れたところにいた場合、無理にコンロへ走っていくと転んでケガをするかもしれませんので、まずは自分の身を守ることを優先しましょう。
緊急地震速報を聞いたり見たりしてからでは、どうするかを考えることはほぼ不可能でしょう。以下に具体的な行動例をまとめましたが、これらを参考に「ここで緊急地震速報を聞いたらどう行動すべきか」を状況に応じて考える習慣をつけましょう。また、この機会に不安定な家具を耐震固定するのも大事ですね。
頭を保護し、大きな家具からは離れ、丈夫な机の下などに隠れる。
あわてて外へ飛び出さない。
その場で火を消せる場合は火の始末、火元から離れている場合は無理して消火しない。
扉を開けて避難路を確保する。

気象庁ホームページ「緊急地震速報について」http://www.seisvol.kishou.go.jp/eq/EEW/kaisetsu/index.html
「緊急地震速報の利用の心得」http://www.seisvol.kishou.go.jp/eq/EEW/kaisetsu/kokoroe.pdf
ヒートアイランドは、都市の気温が周囲よりも高い状態になる現象です。気温分布を地図上に描くと、気温の高い都市が、あたかも島のような形に見えることから、このように呼ばれます。ヒートアイランドは、「エアコン、自動車、工場などからの人工的な排熱」、「緑地の減少や、アスファルト舗装面の増加など人工的な地表面が増えたことによる夜間の冷却の阻害」、「建築物による周辺地域からの涼しい風の進入の阻害」などの要因で形成され、晴れて風が弱いときに現れやすくなります。このヒートアイランドは、寝苦しい熱帯夜の増加、熱中症など健康への影響、短時間に降る強い雨の増加、光化学スモッグなど大気汚染の助長などとの関連が懸念されています。
気象庁では、平成16年度から関東地方を対象にヒートアイランドの実態や発生の仕組みの解明に取り組んできました。平成18年度には、近畿地方における夏季のヒートアイランドを解析しました。 その結果、@大阪平野で最高気温が35℃を超える高温になるのは大部分が晴れて風の弱い日であること、A明け方は大阪市を中心とした沿岸部で、昼過ぎは内陸部でそれぞれ気温が大きく上昇していること、B午後から夕方にかけて大阪湾から吹く涼しい風が都市によって内陸部に進入するのが阻害され、風下側では冷えにくくなっていることが分かりました。
ヒートアイランドの発生の仕方は、時期や地形によって異なると考えられていることから、今後は冬季の解析なども行うことによりヒートアイランド発生の仕組みの解明を更に進め、省エネルギーを始め人工排熱量の低減、緑化など地表面の被覆状態の改善、建物の配置などの改善などの対策に役立ててもらえるようにしたいと考えています。
今回の近畿地方の詳細な解析については、関東地方の解析とともに、「ヒートアイランド監視報告(平成18年夏季−関東・近畿地方)」として、気象庁ホームページの以下のアドレスに掲載されています。
http://www.data.kishou.go.jp/climate/cpdinfo/himr/2006/index2.html
| 平成19年5月最大震度別/M別地震回数表 | ||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 震度 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5弱 | 5強 | 6弱 | 6強 | 7 | 合計 |
| 回数 | 92 | 37 | 10 | 3 | 142 | |||||
| M | M4.0〜4.9 | M5.0〜5.9 | M6.0〜6.9 | M7.0〜 | 合計 | |||||
| 回数 | 70 | 11 | 81 | |||||||
震度5弱以上を観測した地震及び津波を観測した地震はありませんでした。
全国で震度1以上を観測した地震の回数は142回、日本及びその周辺におけるM4以上の地震の回数は81回でした。
国土地理院のGPS観測結果では、全国の地殻変動について特に目立った変動は見られません。
噴火が観測されたのは、桜島及び諏訪之瀬島でした。
桜島では、16日に昭和火口でごく小規模な噴火が発生しました。昭和火口で噴火が発生したのは2006年6月20日以来です。昭和火口では、その後も小規模な噴火が時々発生しています。また、南岳山頂火口では、21日に小規模の噴火が発生しています。
諏訪之瀬島では8日に爆発的噴火が3回ありました。
三宅島では、多量の火山ガスの放出が続いています。
樽前山、硫黄島、福徳岡ノ場、薩摩硫黄島及び口永良部島では、火山活動のやや活発な状態が続いています。
御嶽山では、火山性地震および火山性微動の少ない状態が続き、GPSの伸びの変化もほぼ停止した状態で経過したことから、火山活動評価を25日に静穏な状況に引き下げました。
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日本列島南岸の前線帯が平年に比べ南に位置し、東日本以西では晴れの日が多く、西日本や南西諸島で少雨となった。北日本では、低気圧が頻繁に通り、曇りや雨の日が多かった。
北日本を通過した低気圧に向かって下層に暖気が入るなど、東日本、西日本では高温となった。
| 5月の記録(1位更新のみ、*はタイ記録) | ||
|---|---|---|
| 月降水量の多い記録(mm) | 釧路 259.0 | |
| 月降水量の少ない記録(mm) | 南大東島 29.0 | |
| 月間日照時間の多い記録(h) | 尾鷲 224.3、延岡243.8 | |
値の横に]がある場合には、月別値を求める際に使用したデータ(日別値)に欠測等、統計に用いなかった値が含まれている(資料不足値)
中国から日本では月を通して晴れた日が多く、広く異常高温となりました。中国のナンキン(南京)では月平均気温24.0℃(平年差+3.6℃)でした。また、南西諸島から中国南部にかけて異常少雨にもなりました。中国のチャンシャー(長沙)では月降水量38mm(平年比20%)でした。
米国東部では低気圧の影響を受けることが少なく、異常少雨となりました。サウスカロライナ州のコロンビアでは月降水量が10mm(平年比11%)でした。
南米南部では、上旬と下旬に南から寒気が入り、異常低温となりました。アルゼンチン中部のネウケンでは月平均気温6.5℃(平年差−3.0℃)でした。
オーストラリア東部では月を通して暖かい北風が吹くことが多く、異常高温となりました。オーストラリア中部のマウントアイザでは月平均気温24.0℃(平年差+3.0℃)でした。
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