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アメダスで見た短時間強雨発生回数の長期変化について


アメダスで観測した1時間降水量50mm以上と80mm以上の短時間強雨の年間発生回数の長期変化について示します。

長期変化(1976~2016年)

  • 1時間降水量50mm以上の年間発生回数は増加しています(信頼度水準99%で統計的に有意)。
    1時間降水量50mm以上のアメダス1,000地点あたりの年間発生回数は、統計期間(1976~2016年)では10年あたり約20回の割合で増加しています。なお、最近10年間(2007~2016年)の平均年間発生回数(232.1回)は、統計期間の最初の10年間(1976~1985 年)の平均年間発生回数(173.8回)と比べて約1.3倍に増加しています。

  • 1時間降水量80mm以上の年間発生回数は増加しています(信頼度水準99%で統計的に有意)。
    1時間降水量80mm以上のアメダス1,000地点あたりの年間発生回数は、統計期間(1976~2016年)では10年あたり約2回の割合で増加しています。なお、最近10年間(2007~2016年)の平均年間発生回数(17.9回)は、統計期間の最初の10年間(1976~1985 年)の平均年間発生回数(10.7回)と比べて約1.7倍に増加しています。

  • 参考:本年(2017年)1月から10月までにアメダスが観測した1時間降水量50mm以上と80mm以上の短時間強雨の1,000 地点あたりの発生回数は次のとおりです。
    • 50mm以上 249回
    • 80mm以上 16回


1時間降水量50ミリ以上の発生回数のグラフ
1時間降水量80ミリ以上の発生回数のグラフ

   アメダス地点で1時間降水量が50mm、80mm以上となった年間の発生回数(1,000地点あたりの発生回数に換算)。
   赤い直線は期間にわたる変化傾向を示す。

※長期変化傾向の評価等に関しては、長期変化傾向(トレンド)の解説をご覧ください。

※CSVデータのダウンロードはこちら。 >>1時間降水量50ミリ以上の発生回数 >>1時間降水量80ミリ以上の発生回数


留意事項

  • この長期変化傾向の評価は、毎年1月に前年分のデータを追加して行っております。

  • これらの変化には、地球温暖化の影響の可能性はありますが、アメダスの観測期間は約40年と比較的短いことから、地球温暖化との関連性をより確実に評価するためには今後のさらなるデータの蓄積が必要です。

  • アメダスの地点数は、1976年当初は約800 地点でしたが、その後増加し、2016年では約1,300 地点となっています。そこで、年による地点数の違いの影響を除くために、1,000 地点あたりの発生回数に換算し比較しています。また、山岳地域に展開されていた無線ロボット雨量観測所のうち、廃止された観測所は除外しています。
    なお、気象庁では1時間に50mm以上80mm未満の雨を「非常に激しい雨」、80mm以上の雨を「猛烈な雨」と表現しています。


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