令和2年 台風第14号に関する三重県気象情報 第8号
令和2年10月10日05時37分 津地方気象台発表
台風第14号は、10日昼前から昼過ぎにかけて、三重県に接近する見込みです。このため、暴風は10日昼過ぎまで、土砂災害は10日夕方まで、高波は10日夜のはじめ頃まで警戒してください。
[台風の現況と今後の予想]
台風第14号は、10日4時には潮岬の南南西約240キロの海上にあって、1時間におよそ15キロの速さで東北東へ進んでいます。中心の気圧は985ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は40メートルで、中心から半径130キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。
台風は、東日本の南海上を東に進み、10日昼前から昼過ぎにかけて、三重県に接近する見込みです。
外海では、非常に強い風が吹いており、10日昼過ぎにかけて暴風となり、引き続き10日夜のはじめ頃にかけて、うねりを伴った大しけとなるでしょう。
また、台風の接近に伴って、10日昼過ぎにかけて激しい雨の降る所がある見込みです。山の南東斜面を中心に、降り始めからの総降水量が多くなっており、地盤の緩んでいる所があります。
[雨の実況]
降り始め(7日15時00分)から10日5時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
尾鷲 399.5ミリ
熊野新鹿 339.0ミリ
大台町宮川 305.0ミリ
御浜 301.0ミリ
大紀町藤坂峠 295.5ミリ
紀北町紀伊長島 287.0ミリ
松阪市粥見 268.5ミリ
[雨の予想]
10日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
北中部 40ミリ
南部 40ミリ
10日6時から11日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
北中部 120ミリ
南部 150ミリ
[風の予想]
10日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
北中部 海上 15メートル(25メートル)
北中部 陸上 13メートル(25メートル)
南部 海上 25メートル(35メートル)
南部 陸上 15メートル(30メートル)
[波の予想]
10日に予想される波の高さ
北中部 2メートル うねりを伴う
伊勢志摩 内海 3メートル うねりを伴う
南部 外海 7メートル うねりを伴う
[防災事項]
うねりを伴った高波、暴風、土砂災害に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。
[補足事項]
今後発表する台風情報、警報、注意報、気象情報に留意してください。また、土砂災害、浸水害、洪水の危険度に関しては、10分毎に更新されるこれらの危険度分布を確認してください。
次の「令和2年 台風第14号に関する三重県気象情報」は、10日17時頃に発表する予定です。