大雨に関する九州北部地方(山口県を含む)気象情報 第33号
令和2年 7月11日16時17分 福岡管区気象台発表

 九州北部地方では、12日朝にかけて土砂災害に、12日明け方にかけて河川の増水や氾濫に、11日夜遅くにかけて低い土地の浸水に厳重に警戒してください。

  梅雨前線は12日にかけて九州北部地方に停滞する見込みです。
  九州北部地方では、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定となっています。このため12日明け方にかけて局地的に雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨が降るおそれがあります。 
  九州北部地方では、これまでの記録的な大雨により、土砂災害、浸水害の危険度が高まっている所や増水している河川があります。土砂災害や河川の増水や氾濫、低い土地の浸水に厳重に警戒してください。
 
 <雨の実況>
  降り始め(8日22時00分)から11日16時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
  山口県
   岩国市羅漢山 195.0ミリ
  福岡県
    八女市黒木 273.0ミリ
  佐賀県
       嬉野 302.5ミリ
  大分県
   日田市椿ヶ鼻 309.0ミリ
  長崎県
      雲仙岳 406.0ミリ
  熊本県
     山都町原 335.0ミリ
 
 <雨の予想>
 11日から12日にかけて予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
  福岡県 30ミリ
  佐賀県 40ミリ
  長崎県 40ミリ
  大分県 50ミリ
  熊本県 70ミリ
 
 11日18時から12日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
  福岡県 80ミリ
  佐賀県 60ミリ
  長崎県 60ミリ
  大分県 150ミリ
  熊本県 150ミリ
 
 <防災事項>
  土砂災害、河川の増水や氾濫、低い土地の浸水に厳重に警戒してください。落雷や突風に注意してください。
  今後発表する警報、注意報、気象情報に留意してください。
  土砂災害、浸水害、洪水の危険度分布に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。
 
  次の情報は、12日05時30分頃に発表する予定です。