大雨と落雷及び突風に関する佐賀県気象情報 第14号
令和2年 7月 7日16時31分 佐賀地方気象台発表
佐賀県では、これまでの記録的な大雨で土砂災害の危険度が高い状態が続いています。8日昼前にかけて土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒をしてください。
梅雨前線が対馬海峡付近に停滞し、8日夜にかけて九州北部地方を南下する見込みです。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定となり前線活動の活発な状態が続く見込みです。
16時の気象レーダー観測では、天草付近から五島の西海上にかけて発達した雨雲があり東へ進んでいます。佐賀県では、8日明け方にかけて局地的に雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が断続的に降り、大雨となるおそれがあります。
佐賀県南部では、降り始めからの総降水量が400ミリを超え、7月の月降水量の平年値を超えている所があります。これまでの記録的な大雨により、地盤が非常に緩んでいるため、引き続き土砂災害に厳重に警戒してください。また、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫にも警戒してください。落雷や竜巻などの激しい突風のおそれもあります。
<雨の実況>
降り始め(5日16時00分)から7日16時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
鳥栖 402.0ミリ
佐賀空港 380.5ミリ
嬉野 345.0ミリ
佐賀市駅前中央 333.5ミリ
<雨の予想>
7日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
南部 60ミリ
北部 60ミリ
8日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
南部 50ミリ
北部 50ミリ
7日18時から8日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
南部 150ミリ
北部 150ミリ
<満潮時刻>
大浦港 7日 23時13分
8日 10時47分 23時43分
<防災事項>
土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。
発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
今後発表する警報や注意報、竜巻注意情報、気象情報などに留意してください。
土砂災害や浸水害、洪水の危険度分布に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。
次の情報は、7日23時30分頃に発表予定です。